フランスのサルコジ元大統領に禁錮1年の実刑判決、収監はされず電子監視装置を装着
【パリ=梁田真樹子】フランスのニコラ・サルコジ元大統領(69)が退任後、自身の違法献金疑惑に関する捜査情報を不正に入手しようとしたとして汚職などの罪に問われた事件で、仏破棄院(最高裁に相当)は18日、禁錮1年の実刑判決を言い渡した。サルコジ氏は収監はされず、電子監視装置を装着して、自宅で当局の監視下に置かれる。
AFP通信によると、サルコジ氏の弁護士は、判決を不服として欧州人権裁判所に提訴する方針を示した。
サルコジ氏は2007~12年に大統領を務め、16年に政界引退を表明した。07年の大統領選を巡り、不正な資金調達を行った疑惑でも起訴されている。