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御嶽海のだらしのないこと甚だしい限りである…これでは名門出羽海部屋もお先真っ暗【北の富士コラム】

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中日スポーツ

◇19日 大相撲秋場所7日目(東京・両国国技館)  それでは7日目も幕内前半の相撲に触れてみよう。これから永遠のライバルとして戦っていくだろう琴勝峰と豊昇龍の一番。2人の対戦は子供のころから始まっている。幕下、十両時代も含め琴勝峰が全勝しているようだ。私も若いころは同期や後輩、特に玉乃島(後の玉の海)に負けると相当頭に来たものだ。そしてその晩は、やけ酒をあおったものだ。  豊昇龍の気持ちはよく分かる。相撲内容は豊昇龍がうまく下から攻めて土俵際まで攻め込んだが、琴勝峰の捨て身の突き落としに一敗地にまみれた。うまく攻めたが、詰めを急ぎ過ぎたのが敗因だったと思われる。さぞ悔しかろう。勝負は敗れたが、内容は攻め勝っている。本当の勝負はこれからである。  昨日(6日目)も大いに褒めた翔猿だが、今日の相撲はもっと褒めなければいけない。千代大龍の馬力の強さは定評があるところだ。その相手に真っ向勝負を挑んで一歩も引くことなく、激しい攻防の末に勝利を収めたのは、あっぱれの一言に尽きる。  顔だけ見ても怖い千代大龍に臆することなく敢然と勝負に出るとは、実にいい度胸をしている。また1人、人気力士の出現である。まさか優勝するとは思わないが、このところ、そのまさかが続いているので、まんざらホラには思えないかもしれない。欲を出さずに頑張ってもらいたい。しつこいようだが、女性には注意せよ。「経験者は語る」である。  ところで炎鵬だが、危なくて見ていられない。こんな相撲ばかり取っていると、大けがをするに決まっている。頭の下げ過ぎに気を付けるべきだ。  それでは上位陣の土俵に移るとしよう。栃ノ心と大栄翔の熱戦は見応えがあった。成績は芳しくない両力士だが、死力を尽くしての攻防は見事であった。2人にあっぱれをあげたい。だんだんと張本さんみたいな気分になってきた。  後半に波乱があった。正代が隠岐の海にまさかの黒星。まわしも引けない無理な体勢で強引に出て、突き落としを食らってしまった。確かに隠岐の海は柔らかい体と粘こい足腰をしているが「何もあれほど急いで攻めなくても良いではないか」と第三者は言うだろう。しかし、当の正代だけが隠岐の海の力を知っている。止まったら不利。まわしを与えたら勝てないと、つい平常心を失いわれを忘れてしまって暴走してしまった。まあこんなところだろう。  朝乃山にようやく冷静さが戻ってきた。4連勝と立ち直ってきた。これで優勝争いが一層、楽しみになってきた。貴景勝も照ノ富士も万全だ。  それに比べ、御嶽海のだらしのないこと甚だしい限りである。まるでやる気が見られない。これでは名門出羽海部屋もお先真っ暗であります。またグチが始まったので、この辺にしておきましょう。  ところで、ここ数カ月、酒を止めているせいか大好物の魚の刺し身がうまいと思わなくなってしまったのです。これはショックです。年寄りは肉を食えと言いますが、肉ならガンガン食べられます。さて今夜は何を食べますかな。(元横綱)

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