ロボットの操作技術競う 福島県南相馬市で5日までWRSプレ大会 会津大など出場
ロボット技術の競技会「ワールドロボットサミット(WRS)」のプレ大会は4、5の両日、福島県南相馬市の福島ロボットテストフィールド(ロボテス)で開かれている。福島県からは南相馬ロボット産業協議会と会津大、東北エンタープライズ(いわき市)が出場している。 2025(令和7)年にロボテスで開催される本大会を前に、福島国際研究教育機構(F―REI、エフレイ)と経済産業省が実施した。4部門に国内の大学、企業などでつくる合わせて16チームが参加している。プラント災害チャレンジ部門には、南相馬ロボット産業協議会と会津大との合同チームが、共同で開発した災害対応ロボット「MISORA(ミソラ)2」で出場。東北エンタープライズは同社が扱っている米国製の4本足ロボットで挑んだ。4日は試験用プラント内のタンクを点検したり、がれきを撤去して進んだりする課題に取り組んだ。5日に決勝が行われる。 会津大はシミュレーション災害チャレンジ部門に、単独で臨んでいる。
このほかドローンで浪江町―南相馬市間を飛行し、被災状況の調査や救援物資搬送する過酷環境ドローンチャレンジで、会津大が参画する「オールあいち」が5日に出場する。 福島イノベーション・コースト構想推進機構と南相馬市共催の「ロボテスフェスタ2024」が同時開催され、5日は一般向けのイベントが催される。