「思い出のキャラは三悪」大阪の作品展で天野喜孝氏に聞く
思い出に残っているキャラクターは? 大阪の印象は?
──いちばん思い出に残っているキャラクターは? 天野:「タイムボカン」シリーズの悪人の3人です。キャラクターの構築はこれが最初だった。とくにドロンジョはその時の僕の理想の女性です(笑)。僕の妄想の世界を表したもので、思い入れがあります。 ──デジタル方式ではなく、アナログで絵を描き、それにこだわっているそうですが…。 天野:デジタルは僕もやったことがあるけど、紙に描いた方が気持ちがいい。デジタルは楽しくならないんです。僕は絵具でやるのがいい。それとパソコンの画面の色と印刷した時の色が違う場合もある。 ──新しいことへの挑戦を教えてください。 天野:和紙に墨で描くことに挑戦しています。キャラクターを和紙に描くと、素材の力もあり、またおもしろいんですよ。 ──大阪の思い出などありますか? 天野:大阪へはけっこう来ています。食べ物で言うと、しゃぶしゃぶも美味しいし、たこ焼きも美味しい。ただ、長く滞在したことがない。今日もすぐに帰りますから。グランフロント大阪は初めてですが、お店も最新の店舗が入っているし、大阪じゃないみたいな印象を受けました(笑)。 (文責/フリーライター・北代靖典)