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三浦祐太朗「音楽の世界に進みたいという気持ちを、両親に告げたとき」

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婦人公論.jp

本日の『徹子の部屋』に登場した歌手の三浦祐太朗さん。今年6月、声優の牧野由依さんとの結婚も報じられました。昨年は、47都道府県でライブを行い、母・山口百恵さんの歌のカバー4曲を収録したニューアルバムを発表。アルバムリリース時に聞いた、歌手を目指したきっかけ、そして歌にかける思いとは?(構成=福永妙子 撮影=浦田大作) 【写真】「アニメの気に入った女性キャラクターを“嫁”と呼んでます」

「僕はこういう人間です」とライブではまず自己紹介を

すべての都道府県をまわるというのは初めての経験ですが、地域によってお客さんの反応が違うのは面白いですね。静かに聴いてくださる会場もあれば、1曲目からお祭り騒ぎのように盛り上がるところもあって。 お客さまは、若い方から年配の方までさまざまで、母のファンだったという方も多い。つまり、僕を初めて見る、僕のことをまったく知らない、という方々がけっこういらっしゃるわけです。 だからライブでは、「僕はこういう人間です」とまず自己紹介をします。「歌をうたっています」「ラジオ番組のパーソナリティをしています」「最近はテレビにも出演しています」「母の歌をカバーさせてもらっています」「僕の今の気持ちは」……。 そんなふうに、心を開いて自分のことを話すと、お客さまも僕をあたたかく受け入れてくださる。何十回と公演を重ねるなかで、「ああ、自分の思いはちゃんと伝わるんだな」と、感じています。 ライブでのこうした経験もあって、 どちらかというと自分をさらけ出すことが苦手だった僕も、少しずつ気持ちがオープンになってきているな、という自覚があります。 たとえばプライベートに関していえば、以前は大勢のなかにいるのがあまり好きではなく、飲み会や食事会に誘われても断ることがよくありました。でも今は仮病を使うこともなくなり(笑)、積極的にそういう場に出かけようという気持ちになっています。

昭和の名曲を伝えたい

ライブで、さまざまな土地の、いろいろな年代のお客さまにトークを交えて歌を聴いていただく。それと同様に、自分とは異なることをやっている人たちとしゃべったり、関わったりすることでたくさんの刺激を受けられるんだな、と思うようになって、少し意識が変わってきました。軽やかになった感じ、とでもいうのでしょうか。 そんな気持ちをフレッシュな状態で反映させたのが、先日リリースしたアルバム『Blooming Hearts』です。このタイトルには「心に彩りを」という意味がありますが、僕自身の心にも徐々に花が咲き始めた、という思いも込められています。 オリジナル4曲のうち、3曲は僕が作詞をしています。以前は、詞に直接的な表現をあまり選ばず、抽象的にしてみたり、人のエピソードを自分なりに解釈する、というアプローチが多かったのですが、今回のアルバムの作品に関しては、自分が言いたいことや伝えたいことをしっかりと表現しました。 そしてアルバムには、母・山口百恵のカバー曲も4曲。2年前に、初めて母の曲のカバーアルバム『I'm HOME』を出すことになったとき、母は「自分の歌を自分の息子の声で聴けるのは嬉しい」と言ってくれました。その言葉が励みとなり、また、だからこそ母の歌を愛してくれた方々にも失礼のないように歌おう、と自分に言い聞かせもしたのでした。 初のカバーアルバムを出したのち、いろいろな場面で母の楽曲を披露する機会が増え、聴いているお客さまの熱量をリアルに感じました。それが今回の4曲のアルバム収録にもつながっています。 いずれも40年以上も前の作品ですが、今聴いても心に響きます。歌詞の日本語も美しい。「昭和にはこういう名曲があったんだよ」ということを、母を知らない世代にも伝えたいし、令和の時代にも届けたい──そんな思いで歌っています。

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