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アマ最強のホンダFC/沢登監督率いる常葉大 サッカー天皇杯「都田ダービー」注目 23日初戦で激突

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@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 アマチュア最強のホンダFCが悲願の頂点に向けて弾みをつけるか、元日本代表沢登正朗監督率いる常葉大が番狂わせを起こすか-。サッカーの第100回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会など主催、静岡新聞社など共催)で、浜松市北区都田町を拠点にする両チームが23日の初戦(2回戦)で激突する。新型コロナウイルス感染拡大の収束が見通せない今、地元同士の熱い戦いでファンに活力を届けようと両チームは決意を固めている。  今大会はコロナ禍で各都道府県予選が通常通り開催できず、J3のチームは県予選に出場できなかった。昨年の東海学生リーグで県勢最上位だった常葉大は、静岡県予選で東海社会人リーグの藤枝市役所と一発勝負に臨み、改編改称前の浜松大時代から8年ぶり4度目の出場権を得た。  沢登監督は就任8年目。人脈を生かして全国の名門高校から選手が集まるようになった。しかし多くは関東や関西の強豪大学入りはならず「常葉で一発逆転を」と入学してきた選手ばかり。プロを夢見る学生に「思考で勝負すること」を強調し、技術や身体能力では追い付けなくても、ポジショニングや判断スピード、仲間との連係でその差は埋められると説き続けてきた。  中学時代にホンダFCの下部組織でプレーした中道慶人(4年)は「自分たち次第で未来は変わる。成長した姿を、当時の関係者に見てもらいたい」と決戦を待ちわびる。  一方、昨年、日本フットボールリーグで史上初の4連覇を果たしたホンダFCはアマチュアシードとして出場し、「天皇杯優勝」を目標に掲げる。  昨年はJリーグ勢を3連破して8強入りした。大学生相手の初戦にも油断は一切なく、警戒するのは常葉大の勢い。井幡博康監督(46)は「うちがJリーグのチームと戦うときのモチベーションを今度は相手が持ってくる。難しい試合になる」と予想する。  23日のキックオフは袋井市のエコパスタジアムで午後7時。互いの意地がぶつかり合う「都田ダービー」に注目が集まる。  ■ボール回し状況判断   ホンダFCの松本和樹副主将(27)は「縦に速いサッカーをする印象」と相手を分析する。チームとしていつも通りボールを動かして状況判断し、試合をコントロールするだけ。井幡監督は「相手の良さを引き出させないよう選手間でコミュニケーションを取り、試合中の変化を感じてプレーしてくれれば」と気を引き締める。  ■プレスの早さが鍵に  常葉大の沢登監督が勝敗のポイントに挙げるのは「プレスの早さ」。90分間集中力を切らさずアマ最強軍団を追いかけ回し、隙をうかがい、鋭いカウンターパンチを浴びせられるか。「強いチームが勝つと限らないのがサッカー。ジャイアントキリング(番狂わせ)を起こし、歴史ある大会に名を残したい」と言葉に力を込める。

静岡新聞社

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