突然変異?西条で赤いトノサマバッタ発見相次ぐ 児童楽しく観察(愛媛)
赤い色をしたトノサマバッタが、8月に愛媛県西条市で相次いで見つかった。専門家によると、全国で発見例があるものの、はっきりした原因は不明。見つけたのはいずれも市内の小学生で、珍しい発見に驚きつつ、楽しみながら観察を続けている。 8月12日、同市周布の公園で虫捕りをしていた多賀小5年の越智孔太さん(10)が、雌の赤いトノサマバッタを捕獲。「図鑑でも見たことがない」と自宅で飼育を始めた。16日には母親の悠加さん(46)も勤務先の駐車場で、雄の赤いバッタを発見。約1週間後には2匹とも脱皮し、色は赤みが薄くなったが、通常のバッタよりも薄い体色になった。 25日には国安小2年の渡部太惺さん(7)が自宅前の畑で、赤いトノサマバッタを見つけた。見たことのない色に驚いたと言うが、逃げるバッタを追いかけて手で捕まえた。3日後に脱皮し、薄いピンクに変色した。
愛媛新聞社