50代・パリに住む中村江里子さんの「エコな暮らし」。フランスでも無料のレジ袋が廃止に
フランス人の夫と結婚し、パリに住んでいるフリーアナウンサーの中村江里子さん。フランスでは日本と同じく、無料のレジ袋が廃止になっているそうです。そこで、自分らしい生活を楽しむ中村さんに「日々のエコな暮らし」について聞きました。 【写真】八百屋さんの紙袋を野菜くず入れに
中村さんの小さな環境づくり
南仏の家での食後、ピッチャーに残った水は庭の植物に。フランス、とくに南部の夏は降雨量が少なく、毎年水不足が懸念されているくらい、水はとても貴重なのです。 「節約しなくては!」とか、エコロジーを特別意識しているわけではありませんが、日々の暮らしの中で、なるべく無駄を出さないようにと思って習慣化していることがあります。そんなささやかな積み重ねが、地球に優しい環境づくりに役立っているのかもしれませんね。
フランスでも無料のレジ袋が廃止に
フランスではしばらく前からスーパーマーケットのレジ袋が廃止になりました。そのため、お買い物のときには、マイバッグを持参する人が多くなりました。とはいえ、みんながみんなマイバッグというわけではなく、持っていなければその場で買うことができます。1枚が1ユーロ(約162円)ぐらいの簡単な紙の手提げ袋です。紙袋のほか、プラスティックバッグも購入できます。お店によっても違うのですが、近所のお肉屋さんだと0.1ユーロでプラスティックバッグに入れてくれます。 私はといえば、マイバッグを持参します。袋を買うのがもったいないというより、買い物の後、結局その袋をどうするのか、家に何枚もその袋があっても仕方がないし、なによりマイバッグのほうが丈夫。というわけで、いろいろなサイズのマイバッグをそろえていて、子どもたちにおつかいを頼むときにも必ず袋を持って行ってもらうようにしています。 八百屋さんやマルシェでは、果物や野菜を量り売りで買えますが、その際に使う紙袋も私は再利用しています。車の後ろの席のポケットにこれらの袋を入れておいて、そのお店ごとの袋を持参。 そして最後には、お料理のときの野菜くずを入れるのに利用してゴミ箱へ。シャツやタオル、布巾なども、傷んだものは適当な大きさにカットして、雑巾として生かしてから手放しています。