イノシシだし、猪骨ラーメン 氷見高生がレシピ
●ジャーキーも開発 イノシシ肉の加工品開発を行う氷見高農業科学科の3年生5人は12日、同校で新レシピ報告会を開き、骨からだしを取った「猪骨(ししこつ)ラーメン」と氷見産果物を用いて食感を軟らかくしたジャーキーを発表した。レシピは後輩に引き継ぎ、新たな加工品開発に役立ててもらう。 氷見市は県内で最もイノシシの捕獲数が多く、農業科学科が有効活用を図るレシピ開発に取り組んでいる。市・名城大連携協議会の事業として、同大の林利哉教授の助言を受け、5月から励んできた。 ラーメンはイノシシの臭みを抑えるため昆布とかつお節でだしを取り、加圧処理で肉を軟らかくしたチャーシューを添えた。ジャーキーは氷見産キウイと灘浦みかんの果汁につけ込んで仕上げた。 報告会ではラーメンとジャーキーが生徒に振る舞われた。矢冨悠人さんは「肉の硬さと臭みの改善が大変だった。おいしくなってうれしい」と話した。