住友鉱山の22年度設備投資、2.2倍の1408億円計画
住友金属鉱山は、2022年度の設備投資額が前期比2・2倍の1408億円になる見通しだと発表した。カナダのコテ金開発プロジェクトへの投資や車載電池向け正極材の増産投資、コロナ禍で先送りとしていた投資の実行などから前期を大幅に上回る見通し。 主な設備投資案件はコテ金開発プロジェクトに343億円(総額5億3600万米ドル)、車載電池向け正極材増産(別子地区・播磨事業所)に135億円(同470億円)、電池研究所の拡張・設備拡充に11億円(同16億円)、別子事業所独身・単身寮新設に46億円(同47億円)、菱刈鉱山下部鉱体開発(温泉水新抜湯室建設)に4億円(同37億円)、ボイラーLNG化に4億円(同8億円)。 事業別では資源が560億円(前期比80・6%増)、製錬が334億円(同45・9%増)、材料が371億円(同5・5倍)、その他が143億円(同3・6倍)。