大阪府・新型コロナ軽症者療養のホテル募集に202施設2万1千室分の応募 吉村知事「今週中に第一号のホテルを決めたい」
ホテルは非公表「住民説明会はしない」
療養に使われるホテルについては、基本的には非公表とする。吉村知事は「行政から積極的に公表する予定はありません。国家の非常事態でもあって、周辺住民のみなさんには医療崩壊を防ぐ意味でもご理解をいただきたいと広くお願いをしたい」とした。 また「住民説明会がないとできないとなれば、こういったスキームができませんから。一人の反対があって全部ができないとなってはなりませんので、個別の住民説明会はいたしません」と続けた。
自衛隊、患者の搬送やホテル内でのやり取りなどを担当
報道陣からは、ホテルでの療養となった時、自衛隊に派遣を要請し、どのような業務をしてもらうのかという質問があった。 それに対し、吉村知事は「まず病院から宿泊施設までの患者さんの搬送。患者さんが宿泊施設に入ってから食事の運搬であったり、患者さんとホテルの中でのやりとり、ホテル内に清潔ゾーン、そうでないゾーンに分けて、うつらないようにしながら対応することなど、今後業務ができるようノウハウを吸収する」と答えた。 例えとして、防護服の着方と脱ぎ方についてもノウハウがあるという。そうした対応策のノウハウを対応する医療従事者や職員らが吸収し、後にほかのホテルで同様の療養が行われることになった際に、それら受け着いたノウハウを生かし、府の運営でできるようにしていくという。 吉村知事は「自衛隊は、ダイヤモンドプリンセスでノウハウもできているので、河野大臣も快くやりたいと言ってくれてます」と話していた。