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夏冷え対策、免疫力整える タオル体操で体ほぐし

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NIKKEI STYLE

夏は意外に冷え症に悩まされる。冷房による屋内外の激しい寒暖差で自律神経が乱れ、血行が悪くなるためだ。そこに運動不足も加われば免疫力を下げかねない。タオルを使った身体ほぐし体操で乗り切ろう。 今年の夏は新型コロナ感染症の影響で運動機会が減り、筋力や汗腺機能の低下を心配している人も多いだろう。そうしたところに冷房で身体が冷やされ続けると、血管が収縮して血流が滞り冷え症になりやすい。頭痛、腰痛、むくみを招きかねず、内臓まで冷えれば免疫力も低下する。 しっかり運動して汗をかくことが大切になるが、まずはゆったりと身体をいたわる時間をつくることが重要。タオルを使った身体ほぐし体操で、日々の体調に合わせて継続的に身体を整えていこう。 最初にフェイスタオルや薄手のスポーツタオル、マフラータオルなどを用意する。身体ほぐしの1つ目は椅子に座って行う肩こり対策。まずは(1)胸そらしを試そう。タオルの両端を持ち、腕を伸ばして上げた状態で息を吸いながらゆっくりと胸を反らす。続いて(2)二の腕・脇腹伸ばし。(1)のタオルを両腕で持ち上げた状態から片側の肘を曲げ、反対側の手を横に伸ばすようにして引く。息を細く長くはきながら引くのがポイントだ。 次は(3)首ほぐし。タオル中央に結び目を2つ作る。後頭部の下部に結び目をあてタオルの端を持つ。頭をタオルに預けるようにしてほぐす。 2つ目はむくみ・冷え対策。これも椅子に座って行う。まずは(4)腿(もも)裏・ふくらはぎ伸ばし。足の指の付け根あたりにタオルをあて、タオルの両端を持ち、ゆっくり膝を伸ばしていく。痛みがあれば膝を軽く曲げたままでも良い。 次に(5)股関節ほぐし。股関節周辺のリンパの流れや血流を促進する。片方の足の土踏まずにタオルをあて軽く膝を伸ばす。ゆっくり脚を左右に動かす。タオルを引いて寄せるようにする。 さらに(6)骨盤ほぐしで腰・腹部を温める。お尻の下にタオルをあて両端を持つ。片方ずつ引きながら、左右交互にお尻を浮かす。頭部を中央に保ちながら行う。 身体ほぐしの3つ目は冷えや座りすぎによる腰痛対策。最初は体を床に横たえて行う(7)お尻ほぐし。タオルを膝の裏側にあて、短く持って引きながら膝を胸に引き寄せる。続いて(8)大腰筋ほぐし。膝を曲げた状態で土踏まずにタオル中央をあて息をはきながら、天井方向にゆっくり膝を伸ばしていく。 最後は(9)腸腰筋ほぐし。体を起こし脚を大きく前後に開き、前脚を立てる。後ろ脚の膝をつけた状態から腰を前に押し出しつつ、腿の付け根から太腿前面を伸ばす(左右20秒程度)。上体と視線は正面を向ける。余裕があれば、壁など安定したところに前脚側の手を添え、もう片方の手で後ろ脚のつま先にタオルをあてて引いてみよう。 汗をかきながら体をほぐすには、ぬるめの湯船につかって体を温めるのも効果的だ。不調をためこまず、日々小まめに身体をメンテナンスして、夏冷えによる不調を防いでいこう。 (早稲田大学スポーツ科学学術院 荒木邦子) [NIKKEIプラス1 2020年8月1日付]

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