早じまいアーケード、人もまばら 新型コロナ 熊本市繁華街、時短要請始まる
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、熊本県による飲食店への午後10時までの営業時間短縮の要請が始まった30日、対象となった熊本市中心部の繁華街では早々と閉める店舗が目立った。 県による飲食店への時短要請は、政府の緊急事態宣言の対象地域となった4月以来。今回は上通、下通、新市街の三つのアーケード周辺にある居酒屋、カラオケ店、接待を伴う飲食店などの酒類提供店が対象。 午後10時すぎ、下通アーケードでは多くの店舗がシャッターを下ろし、帰路に就く人の姿も。同市西区の電気土木業の男性(58)は「友人と飲んでいたが、居酒屋が閉店したので店を出た。コロナに感染しないよう自宅に帰ります」と話した。 時短要請は、来年1月12日午前5時まで。県は要請に応じた店舗に協力金を支払う。(鬼束実里、臼杵大介)