Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

目指せ売り上げ1000万円 農業6次化、5組挑む

配信

  • この記事についてツイート
  • この記事についてシェア
佐賀新聞

 農産物を6次化することで売り上げ1000万円を達成しようと、佐賀県内の酪農家やナシの生産者など5組が農村ビジネスに取り組んでいる。県の事業で、クリエーターなど専門家と協力し、新たな農産加工品の開発やネットでの販売などに取り組む。  消費が多様化する中、農業分野でも、単に生産するだけでなく、出口まで見据えた6次化の必要性が高まっている。県内では優れた農産物がありながら6次化の動きは少ない。このため、県は先導する事例を作ろうと、「さがアグリヒーローズ」と銘打ち、昨年度から事業をスタートした。期間は4カ年。選定された5組が最終年度に売り上げ1000万円増を実現するという、明確な数値目標を掲げている。  取り組んでいるのは、牛の肥育・繁殖を行うセントラル牧場(杵島郡白石町)、酪農のナカシマファーム(嬉野市)、ナシ農家の若手グループ大川三世代(伊万里市)、カーネーションを育てるクラベル・ジャパン(唐津市)、伊東養鶏場(武雄市)。  昨年度は、この5組を選定し、それぞれのニーズに合わせ、グラフィックデザイナーやプランナーなど担当者を選んだ。本年度から活動が具体化、商品化やブランドイメージづくり、ネットを生かした広報戦略づくりなどを行っている。  大川三世代は現在、ナシの新たなロゴのデザインを検討中。田代慎仁代表(54)は「長年親しんだロゴを変えるので期待と不安が半々」と語る。昨年度から手がける観光農園の魅力アップのため、今後、商品づくりや広報なども行う計画だ。  事業の総括クリエーターの江副直樹氏(佐賀市出身)は「商品、情報、空間を磨き、県内はもちろん全国区を目指す」と意気込み、「中長期的に信用とイメージが浸透、定着するよう努める」と話している。  生産者はクリエーターと熱心に話し合いを進めており、県農政企画課の担当者は「生産者も自分の農業を考えるいい機会になっている。ぜひ、県内外にアピールできるものを作てほしい」と、農村ビジネスによる地域の活性化を期待している。

【関連記事】