海里の復帰を邪魔した相澤のその後も「葛藤が出てた」「思いは伝わったよ…」

『あのクズを殴ってやりたいんだ』最終回が放送された【写真：(C)TBS】

　俳優の奈緒が主演を務めるTBS系火曜ドラマ『あのクズを殴ってやりたいんだ』（火曜午後10時）が、10日に最終回を迎えた。主人公以外のそれぞれの登場人物の結末も描かれた。 【写真】「めちゃくちゃカッコ良いです」　プロも絶賛した主演・奈緒のボクシングシーン 　本作は、結婚式当日に彼氏に逃げられてしまった主人公・ほこ美（奈緒）が、人生どん底のタイミングで謎の男・海里（玉森裕太）に出会い、プロボクサーを目指していくガチンコボクシングラブコメディー。 （※以下、ドラマの内容に関する記述があります） 　過去にとらわれ再び心を閉ざした海里は、ほこ美の前から姿を消し、カメラマンの道も諦め工場で働き始める。アシスタントカメラマンで同居人の相澤悟（倉悠貴）が、7年前に自身と対戦した後に亡くなったボクサー・平山大地（大東駿介）の弟だった事実を知り、前に進もうとする海里の邪魔をしていたことが分かると、ほこ美を守るために逃げる道を選んだのだった。 　しかしほこ美は、海里を復活させるためにプロボクシングの試合に挑むことを決意する。そんなほこ美に海里の居場所を教えたのは、ほこ美のことを嫌っていた同僚・新田撫（玉井詩織）だった。撫が思いを寄せる上司・大葉奏斗（小関裕太）がほこ美に片思いしていたことや、仕事面でも周囲から信頼されていたほこ美に嫉妬した撫は、相澤と画策してほこ美を陥れていた。 　しかし相澤が仕組んだ罠でほこ美が出稽古のスパーリング中に意識を失ったことから、ほこ美のことを心配し、嫌いになれない自分がいることに気づいたのだった。撫は自身の情報網から、海里の居場所をほこ美に伝えた。撫のおかげで海里に再会できたほこ美は、毎日工場に通い、「試合に来て写真を撮ってほしい」と伝える。そして、前に進むために相澤と向き合うように伝えた。 　海里はほこ美の言葉に背中を押され、平山のお墓の前で相澤を待つ。相澤と再会した海里は謝罪と平山への思いを語った。相澤と過ごした日々も「ウソだとは思えない」と言い、「お前も前に進んでほしい。悟にもちゃんと自分の人生を生きてほしい」と伝えた。相澤は「俺はあんたのことなんか大嫌いだ」と冷たく伝えるが、その足は海里と過ごした部屋に向かっていた。 　海里との楽しかった同居生活を思い返した相澤は、2人でいる時に壊れてしまった引き出しの取っ手を新しいものに直す。さらに、よく一緒に食べていたアイスクリームのおそろいのスプーンを1本持ち出すと、海里が自身の母親にずっと送り続けてくれていた償いのお金が振り込まれた母親名義の通帳と印鑑を机に置き、出て行った。 　ほこ美に振られた大葉は、羽根木ジムのトレーナー・羽根木ゆい（岡崎紗絵）から「サンドバッグを叩くとスッキリする」と励まされたことから、実際に羽根木ジムに叩きに行く。お互いの心の内を吐き出して励まし合う2人。後日、大葉は羽根木ジムに入会した。ゆいから「片足飛びの縄跳びが500回できないと正式入会できない」ことを伝えられた大葉は、「そうなんですかっ？」とショックを受ける。そのリアクションにゆいは思わず「大葉さん、素直」と笑顔を見せた。大葉は「もっと知りたいです。ボクシングのこと」と話すと、真剣な眼差しになり、「ゆいさんのことも」と伝えた。“意味深”な言葉にゆいは驚きつつも、はにかむのだった。 　それぞれの今後が見える結末に、SNS上では「撫ちゃんとほこ美が仲直りできてよかった」「撫ちゃんやっと素直になれたね」と撫に対する声や、「悟くんは、許したいけど許す事が出来ない気持ちの葛藤が直した取っ手に出てた」「思い出の取っ手を直して振り込まれてたお金を返して思い出のスプーンを1本持って出ていく悟から海里くんへの思いは伝わったよ…」と相澤の気持ちを汲む声も見られた。 　また大葉とゆいの距離が近づいたシーンには、「『知りたい、ゆいさんのこと』　きゃーーーー！　なんてこと！」「最後のあれはなんですか？　ゆいちゃんと大葉さんのその後を教えてください！」と視聴者も大興奮。「ゆいちゃんと大葉さんのその後が見たい…スピンオフとかないのかな」「最後の最後にフラグ立てるのやめてくださいwww」「大葉さんとゆいさんのラブラブが見たい」と今後を期待する声があがっている。