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洪水被害の恐れ24回 県内19年度、未整備河川で高水位

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琉球新報

 本島内で洪水があった場合、重大な損害や被害が生じる恐れがある八つの「水位周知河川」で、護岸の高さまで水位が上昇し、家屋浸水などの被害が生じる恐れのある「護岸天端高水位」に達した2019年度の回数は24回で、18年度より9回増えたことが、県河川課への取材で分かった。担当者によると、その年の雨量や台風の数にも左右されるが、主に河川が未整備の箇所で観測されている。  水位周知河川は安里川、久茂地川、真嘉比川、安謝川、国場川、小波津川、比謝川、天願川。  護岸天端高水位に達した回数は例年20回前後で推移しており、15年度が24回、16年度が24回、17年度が22回、18年度が15回、19年度が24回だった。  県は護岸天端高水位よりも低い水位に「氾濫危険水位」を設定し、氾濫の危険がある場合に各自治体を通して住民に早めの避難を呼び掛けている。氾濫危険水位に達した回数は15年度が65回、16年度が83回、17年度が83回、18年度が92回、19年度が68回だった。担当者によると、整備を終えた箇所では被害が減少しているという。  県は現在、水位周知河川を含む19の河川で整備を進めている。整備は洪水を助長しないよう、下流部から行う必要がある。だが地形や立地などの理由で一般的に単価が安いことや道路建設のような利便性の向上が図られるわけではなく、地権者との用地交渉が難航し、時間を要するという。  県は今後もできるだけ早く整備を進め、被害の軽減に努めるという。本島の県管理20河川では「氾濫危険水位」や「護岸天端高水位」などを観測した場合、自動メール配信を行っている。受信登録は「県河川情報システム」から登録できる。  (比嘉璃子)

琉球新報社

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