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自転車レース再開でヨーロッパで相次ぐ事故! 安全性確保を迫る選手&チーム

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先日のクリテリウム・ドゥ・ドーフィネでは総合首位のプリモッシュ・ログリッチ(ユンボ・ヴィズマ)が第4ステージで落車により、最終日はリーダージャージを着たまま未出走、さらにイル・ロンバルディアでは若手のホープ、レムコ・イヴェネプール(ドゥクーニンク・クイックステップ)がコーナーで曲がり切れず、橋から落下する衝撃的な事故が起きた。レースシーンで続く、事故についての背景をUCI(国際自転車連合)公認代理人の山崎健一さんが解説する。

レース再開してから予想を上回る落車、事故の多さ

UCIワールドツアーシーズンが8月1日に再開されてからはや半月。 レーススケジュールの濃密さ、選手の焦り、コンディションのばらつき等から落車が乱発する危険性が懸念されていましたが、予想を更に上回る落車件数にチーム・選手たちからも抗議の声が上がり始めています。 8月29日開幕のツール・ド・フランス前哨戦である『クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ(8月12~16日)』最終日16日の第5ステージ。選手たちは“この半月の間に起こった数々の大落車は、レース主催者たちによるコースの安全性確保不足が一因である!”として、レーススタート直後にいきなり設定されたダウンヒルにおいて、レースを行わずに“ニュートラル走行”を敢行し、抗議の意思を表明。

CPA(プロサイクリスト協会)はこの抗議を“更なる大抗議“への皮切りと位置づけて、世界中の選手&チームたちへの一致団結を呼びかけています。 もちろんシーズン再開後の落車は、選手たち自身に起因するものも多くありましたが、残念ながら落車を誘引するコースレイアウトが原因のものも数々見受けられました

ドーフィネ&ロンバルディアでの落車が業界に与えたインパクトは甚大

例えば『ツール・ド・ポローニュ:第1ステージ(8月5日)』のゴール前落車は、ゴールスプリントが下りだった点が問題になった。 https://funq.jp/bicycle-club/article/617629/ お次の『クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ:第4ステージ(8月15日)』では、プラン・ボワ峠(28km地点、1つ目の第1カテゴリー峠)からの下りで2019年ツール・ド・フランス総合3位のステフェン・クライスヴァイク(オランダ/ユンボヴィズマ)が複数選手と共に落車リタイア。原因はコースが曲がりくねった上、凸凹かつ砂利が掃除されていない路面、勾配15%もの下りにあったとされています。クライスヴァイクのチームメイトであるトム・デュムランは「あんな危険な箇所がレースに組み込まれているなんて、不誠実にも程がある」と怒り心頭。

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