<西垣匠>「東宝芸能」期待の新人俳優は「ミスター慶應」 「いつか映画の主演として活躍できる俳優に」
上白石萌音さん、萌歌さん姉妹や、浜辺美波さん、福本莉子さんら期待の若手女優を多数擁する「東宝芸能」から今年、一人の俳優がデビューを果たした。石川県出身の21歳で、現役の慶應大学生の西垣匠さんだ。小学生の頃に始めたフェンシングではユース年代の日本代表まで上り詰めた経験を持ち、2019年の「ミスター慶應」コンテストではグランプリを獲得。演技のレッスンを経て、昨年12月に同事務所に所属が決まると、今年1~2月にMBSで放送された連続ドラマ「夢中さ、きみに。」にゲスト出演し、俳優として新たな一歩を踏み出した。「5年以内には、日本アカデミー賞の新人俳優賞を取りたいと思っています」と意気込む西垣さんに話を聞いた。 【写真特集】ドラマ、PV、モデルとしても活躍 西垣匠のかっこいい別カットも 素顔は…
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西垣さんは1999年5月26日生まれ。身長178センチ。「東宝芸能=女優」というイメージを良い意味で変える、“大型新人”として期待を集めている。特技はもちろん、日本代表も経験したフェンシング。一方で、母親の影響で子供の頃から映画が好きで、「トビー・マグワイアさんが主演した『スパイダーマン』がすごく好きで、ヒーローに憧れを持っていました。ただ、自分が『作品に出る』というよりは、裏方でもいいから『関わりたい』というふうには思っていて。映画監督を夢見たこともあります」と振り返る。
「ミスター慶應」コンテストに出場したのは大学2年生のとき。大学進学を機にフェンシングを辞め、将来「芸能界に入ること」を漠然と思い描くようになった西垣さんにとって、同コンテストでグランプリを獲得したことは自信にもなった。
「(グランプリを獲得して)率直にすごくうれしかったです。フェンシングのランキングでも、勉強でも、今まで自分の人生の中で『1番』になれたことって実はなくて。初めて『1位』になれて本当にうれしいなって思えたのが、ミスター慶應のコンテスト。当時19歳で、芸能界に進むなら『最後のチャレンジの機会』とも思っていたし、友達の後押しもあって、コンテストに出場したら、グランプリをいただくことができて。『もしかしたら自分も出る側に、裏方じゃなくて表舞台に立つ方もできるんじゃないか』と自信がつきました」と明かす。