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「とにかく闘争心が強い」移籍後初勝利を挙げた内海哲也の一途な野球への姿勢

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週刊ベースボールONLINE

「ようやくライオンズの一員になれたと思います」と笑顔を浮かべた。9月2日のロッテ戦(ZOZOマリン)。西武先発の内海哲也は5回2安打無失点の好投で移籍後初勝利。実に2018年8月21日のDeNA戦(横浜)以来、743日ぶりの白星でもあった。  巨人へFA移籍した炭谷銀仁朗の人的補償で19年、西武に加入した内海。しかし、開幕を前に左浅指屈筋肉離れのため離脱し、シーズン中も回復と再発を繰り返してプロ入り初の一軍登板なしの苦渋を味わった。さらに自ら志願して参加した秋季教育リーグでの登板で再び左前腕を痛め、オフに筋腱修復手術を決断。募る危機感の中、今季を「勝負の年」と位置付けていた。8月22日のオリックス戦(京セラドーム)で移籍後初先発。6回3安打4失点で負け投手となったが、2度目のチャンスで白星をつかみ取った。  移籍直後、2007年から10年までヘッドコーチとしてともに戦った伊原春樹氏が内海に対して「とにかく、精神力が強い投手。西武でもほかの投手にいい影響を与えるのは間違いないと思う」と評していた。巨人時代、何事も一生懸命にやる姿が目に焼き付いていたという。 「例えば練習においても、走るのも遅いし、言葉は悪いがやることはぶさいくでカッコ良くはない。でも、絶対に手を抜かない。周囲に率先して声を掛けて、常に先頭に立ち、ユニフォームを汚すほど練習していた。その姿勢には敬服する思いだった」  西武でもケガに苦しみながら、あきらめることなく練習に没頭。不断の努力が移籍後初勝利に結びついた。移籍直後のインタビューでも「やるからには、闘争心だけは持っていないとダメですから。それがなくなったらユニフォームを脱ぐときだと思います。確かにここ2、3年は活躍できなくて引退も頭をよぎりました。特に去年は一軍で鳴かず飛ばずだったらクビだろうなと思っていましたね。でも、去年二軍にいるときも『一軍の舞台に絶対に戻る』と、強い気持ちだけは失っていませんでしたから」と語っていた内海。38歳左腕の逆襲が始まる。 写真=BBM

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