骨寺村荘園米 中尊寺に奉納 住民ら雪踏みしめ 岩手・一関
一関市厳美町の骨寺村荘園中尊寺米納め(本寺地区地域づくり推進協議会主催)は15日、同町から平泉町にかけて行われた。小雪が舞う中、地元住民ら86人が新米の「金色の風」「ひとめぼれ」などを貢ぎ物として同寺に納めた。 米納めの行事は、かつて同寺経蔵の別当領だった「骨寺村」の農村景観継承のほか、同寺とのつながりを深め、先人の営みや文化的価値を全国に発信しようと2007年から行われている。 5年ぶりに雪景色での実施となった同日は同協議会員や市立厳美中学校の生徒、岩手大の学生、市関係者らが参加。金色の風を詰めた1俵10キロ入り3俵と袋入りのひとめぼれ5キロ、本寺地区生産の南部一郎かぼちゃ3本、まき1束を同寺まで運んだ。