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【stage】中川晃教が魅惑のボイスで歌う、伝説的グループの軌跡

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婦人公論.jp

新型コロナウィルスの影響で公演中止が決定された演目もありますが、各々の舞台人が作品に込めた思いを尊重し、記事を配信することにしました。最新情報はそれぞれの公式サイトでご確認ください。 【写真】劇団EXILEの青柳翔が太宰治を演じる * * * * * * * ◆中川晃教が魅惑のボイスで歌う、伝説的グループの軌跡 「シェリー、シェリー、ベイビー」と歌いあげる、中川晃教のあのハイトーンボイスが帰ってくる。それも今回は、帝国劇場だ。 日本人キャストによる『ジャージー・ボーイズ』が東京・日比谷のシアタークリエで初上演されたのは、2016年だった。中川ら実力派による高度な歌唱と、藤田俊太郎のスタイリッシュな演出はたちまち評判を呼び、大ヒット。18年には同じクリエで再演された後、全国各地でも上演され、またしても満員御礼となった。 そもそもこのミュージカルはアメリカ発で、〈シェリー〉のほか〈君の瞳に恋してる〉〈恋のヤセがまん〉など数々の名曲を生み出した「フランキー・ヴァリ&ザ・フォー・シーズンズ」の実話を基にしている。05年にブロードウェイで開幕し、全世界でトニー賞をはじめとした多数の賞を受賞。14年にはクリント・イーストウッド監督によって映画化され、これも好評を博した。 日本人キャスト版をヒットに導いたのは、なんといっても主役フランキー・ヴァリを演じた中川だろう。天まで届きそうな魅惑の歌声が、観客を文句なくフォー・シーズンズの世界に誘う。心地よいだけでなく、幸福や悲哀など人生そのものを感じさせるのが中川のすごいところ。さらに藤田が物語をテンポよく運ぶ。中川と藤田は、この作品で読売演劇大賞や菊田一夫演劇賞などを受賞し、高く評価された。 物語の始まりはアメリカ・ニュージャージー州の片田舎。イタリア系コミュニティで育ったフランキー・ヴァリ(中川)は、兄のように慕うトミー(藤岡正明・尾上右近)とニック(spi・大山真志)に誘われ、ボーカルとして彼らのグループに加わる。作曲の才能のあるボブ(矢崎広・東啓介)も参加し、「フォー・シーズンズ」としての活動を開始。下積み生活を経て〈シェリー〉が大ヒットし、彼らはスターダムにのし上がっていく。しかし成功の裏で、借金や家族内の不和、グループ内の確執、マフィアとの関係などさまざまな問題が膨らみ始める。成功と挫折……その先に彼らが見たものは? フランキー役の中川は不動だが、今回は新キャストも参加する。大きくなった劇場でどんな魅力と個性を発揮するのか。不安を吹き飛ばすような明るい歌声に、絶対会いたい。 ミュージカル ジャージー・ボーイズ 7月6日~8月9日/東京・帝国劇場 脚本/マーシャル・ブリックマン&リック・エリス 音楽/ボブ・ゴーディオ 詞/ボブ・クルー 演出/藤田俊太郎 翻訳/小田島恒志 訳詞/高橋亜子 出演/中川晃教、(以下Wキャスト)藤岡正明・尾上右近、矢崎広・東啓介、 spi・大山真志ほか 03・3201・7777(東宝テレザーブ) ※福岡、大阪、愛知、神奈川公演あり ※本公演は全公演中止が決定されています ***** ◆ダンサーが自らの数奇な半生を語り出す 『冒した者』『浮標』などで知られる劇作家・三好十郎。彼が1950年に発表した一人芝居に鈴木杏が挑み、作品に思い入れの強い栗山民也が演出する。高級ナイトクラブのステージで、ダンサーの緑川美沙が自らの数奇な半生を語り出す……。 愛する男・徹男を学徒出陣で失った美沙は、彼の兄で、左派から軍国主義に転向して徹男の出陣を後押しし、戦後は軽々と左翼に再転向した「先生」を激しく恨み、殺害を決意。娼婦やレビューダンサーに身をやつし、機会をうかがう。 憎悪のはてに彼女はどこにたどり着くのか。確かな実力と存在感で評価の高い鈴木が、強烈な情念を秘めた女性を演じる。 殺意 ストリップショウ 7月11~26日/東京・シアタートラム 作/三好十郎 演出/栗山民也 出演/鈴木杏 劇場公式サイト https://setagaya-pt.jp ***** ◆戦前、戦中、戦後を生き抜いた太宰治の生涯 昭和5年春、青森から上京した津島修治、後の太宰治は、東京・戸塚の下宿で新劇研究生の山田、非合法活動家の佐藤と出会って意気投合。3人は生涯の友情を誓う……。 今もなお高い人気を誇る小説家・太宰治。戦前、戦中、戦後を生き抜いた彼の生涯を、独特の視点から描いた井上ひさしの傑作が、12年ぶりに上演される。 1989年の初演で風間杜夫、2008年の前回公演で岡本健一が演じた津島役は今回、劇団EXILEの青柳翔がフレッシュに演じる。 佐藤役は塚原大助、山田役は伊達暁(さとる)で、ほかに益城(ますき)孝次郎、栗田桃子、北川理恵が出演する。「おかしくて哀しくてためになる」太宰治の物語だ。 こまつ座公演 人間合格 7月6~23日/東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA 作/井上ひさし 演出/鵜山仁 出演/青柳翔、塚原大助、伊達暁、益城孝次郎、北川理恵、栗田桃子 03・3862・5941(こまつ座) ※山形、仙台、兵庫、名古屋公演あり ※上演期間は変更の可能性があります。最新の情報は、各問い合わせ先にご確認ください

渡辺美和子

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