学法石川競り勝つ いわき光洋先制実らず 春季高校野球福島県大会
▽準々決勝 学法石川4-3いわき光洋 打線がつながった学法石川がいわき光洋に逆転勝ちした。2点を追う学法石川は四回、本郷の2点左前打で追い付くと、六回に上野の右前打などで2点を勝ち越した。いわき光洋は八回に鈴木佑の内野安打で1点を返したが、あと一本が出なかった。 ■「笑顔」で決勝打 心に余裕直球振り抜く 学法石川の上野 学法石川が粘り強い攻撃を見せて、いわき光洋に逆転勝ちし、3大会連続の準決勝進出を決めた。六回に4点目となる右前打を放ち、2安打1打点と活躍した上野洸明は「日々の練習が実を結び、自信につながった」と振り返った。 六回2死一、三塁の場面で打席が回ってきた。味方がつくった好機を何としても生かしたいと打席に立った。「絶対に決める」。狙い定めた外角の直球を短く持ったバットで力強く振り抜き、右前に運んで決勝点を挙げた。 笑顔で打席に入った。試合前に佐々木順一朗監督がかけた「最後まで笑顔でいこう」という言葉で気持ちに余裕を持てたという。
スイングのスピードを磨くため、冬場に1日約千回バットを振った。強いライナーを意識した練習を重ね、確かな手応えを感じている。「毎打席しっかり狙いを定め、夏につながる大会にしたい」と意気込んだ。