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ヤクルト・奥川、雨中の154キロ 2戦連続パーフェク投、外野への打球ゼロ

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サンケイスポーツ

 ヤクルトのドラフト1位・奥川恭伸投手(19)=星稜高=が30日、イースタン・リーグ、ロッテ戦(戸田)に先発。2度目の実戦登板も、1回を3人で完全に抑えた。三振は1つ奪い、直球は自己最速タイの154キロを計測。雨で約10分間の中断を挟むなど悪条件だったが、前回登板した20日の西武戦に続き、外野への打球もない圧巻の投球だった。 【写真】まだ外野に打球を飛ばされていない奥川  雨を切り裂く快速球を投じた。奥川が2度目の実戦登板も1回をパーフェクト。星稜高のエースとして昨夏の甲子園で準Vに導いた右腕が、圧巻の投球を披露した。  「知っている打者(藤原)なので、多少やりづらさはありましたし、意識はしましたけど、自分のフォームでいい球を投げることを意識して投げました」  ぶ厚い雲が空を覆った埼玉・戸田球場で、甲子園のスター対決が実現した。  先頭打者は藤原。大阪桐蔭高3年時の2018年に春夏連覇を果たした昨年のドラフト1位で、高校日本代表では、ともに世界と戦った先輩だ。当時2年生でただ一人メンバー入りしていた右腕は、148キロの直球で追い込むと、145キロのフォークボールで二ゴロに仕留めた。  続く平沢は、仙台育英高の主軸として15年夏に準優勝。16年のD1位への5球目(ボール)には、前回20日の登板でもマークした自己最速タイの154キロを計測した。  その後、雨脚が強くなり約10分間の中断。ベンチでは、小野寺2軍投手コーチに助言を受けながら、リラックスした表情で待った。「(カウント)2-2からの中断だったので、その次の球が難しいと思った」と振り返ったが、ぬかるむマウンドも何のその。再開後はフルカウントから外角低めの直球で見逃し三振に斬った。  最後は東海大相模高出身で10年夏準優勝、11年春優勝を果たした菅野。5月のシート打撃では163キロ右腕、佐々木朗(大船渡高)から一発を放っている強打者を128キロのスライダーで捕邪飛に仕留めた。  1回無安打無失点。20日の西武戦に続き、外野に1球も飛ばさせない圧巻の13球だった。「変化球が抜けたり、2ストライクに追い込んでから思ったところに投げきれなかった」と反省も口にした奥川だが、映像で投球を確認した高津監督は「球の走り、力、そして変化球の切れ。一番はボールを操るコントロールが抜群」と絶賛し、「次のステップに上っていいと思う。もっと球数やイニングを増やして間隔も含めてやっていくと思うけど、たくさん投げて、いろいろな一面を見たい」と期待した。  今後はチームの育成プランに従い、球数や投球回数を増やす予定。指揮官は2軍戦で80-100球を複数回投げることを1軍デビューへの目安に挙げている。  1軍戦はテレビ観戦しているという奥川は「あの舞台に立ちたいという思いがどんどん強くなってきているので、しっかりファームで結果を残したい」と目を輝かせた。早期の1軍デビューへ、ゴールデンルーキーがまた一歩、前に進んだ。(赤尾裕希) ★奥川の前回登板VTR  イースタン・リーグの開幕戦となった6月20日の西武戦(戸田)に先発登板。1番・西川への初球でいきなり自己最速タイとなる154キロを計測。5球で遊飛に打ち取ると、次打者の綱島は内角直球で見逃し三振。最後の打者となった高木には真ん中高めの直球で空振り三振を奪った。新球のツーシームも駆使して、1回無安打無失点、2奪三振の好投でマウンドを降りた。

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