新名古屋めしの最右翼「カレー煮込うどん」に新店
味噌煮込うどん専門店 山本屋本店の別ブランド、「カレー煮込うどん 鯱市」が名古屋市伏見エリアに2号店をオープンする。鯱市は、2013年4月に同大須エリアにて開業。明治40年から続く山本屋本店の初となる別ブランドであっただけに、テレビや雑誌といったメディアで取り上げられるなど注目を集めた。 鯱市の看板メニュー“カレー煮込うどん”は、山本屋本店が百年以上にわたり貫いてきた食へのこだわりを受け継ぐ。スープは香り高いカツオ出汁をベースに、数種類のスパイスと炒めタマネギを混ぜ合わせた特製のカレールゥを調合。口に含むとカレーのスパイシーさを感じながらも、しっかりとしたカツオの風味が全体に広がり後を引く。麺は山本屋本店の味噌煮込うどんと同様、シコシコとした張りのある手打ち生麺を使用。独特のコシにかなりの歯ごたえを感じるが、スタッフにリクエストすれば程好い硬さに調節してくれる。
また鯱市では、カレー煮込うどんを注文すると付いてくる“付け合せ”も特徴だ。山本屋本店では味噌煮込みの注文で「漬物」が用意されるが、鯱市ではそれが「ポテトチップス」として登場する。料理が運ばれてくる間に軽くつまむのも良いが、カレー煮込うどんに浸して食べるなんて食べ方もぜひ試してみたい。
大須店の開店から1年が過ぎ、鯱市のカレー煮込うどんは新たな名古屋名物として定着。人気の名古屋めしに新風を巻き起こす存在として、地元はもとより県外からも絶賛の声が多く挙がっている。確かな味はもちろんだが、店舗の設計に有名デザイナーを起用した老舗らしからぬカジュアルな店舗スタイルも、ヒットを起こした要因のひとつだろう。 2号店となる錦通伏見店は、8月21日オープン。名古屋の新名物となった“カレー煮込うどん”の躍進に、これからも期待がかかる。