和田秀樹 気持ちを明るくするには<前向きな口癖>を作るべし。「いい想像をすると考えが楽天的に。特にためしてほしい口癖は…」
「『日々、ためす、楽しむ』。これこそが、若々しさの秘訣です」そう語るのは、著者累計1000万部を超えるベストセラー作家であり、長年高齢者医療の現場に携わる精神科医・和田秀樹先生。そんな和田先生の著書『60歳からはわたしらしく若返る: 一生、元気に美しく年を重ねられる365のヒント』から一部引用・再編集し、「脳・心・体に自信を持ち続けるために取り入れたいこと」を、当連載にてご提案します。今回のテーマは「口癖を作ってみる『いいことがありそう』」です。 【書影】専門医がすすめる、脳と心と体に効く暮らし方。和田秀樹『60歳からはわたしらしく若返る:一生、元気に美しく年を重ねられる365のヒント』 * * * * * * * ◆口癖を作ってみる「いいことがありそう」 気持ちが明るく、前向きになるためには、「いいこと」を考えましょう。 いい想像をすることで行動は積極的になり、考え方は楽天的になります。 これは脳にも心にもとてもよい影響を与えます。 そこでためしてほしいのが、「いいことがありそう」という口癖です。 たとえば、「茶柱が立てばいいことが起こる」「鳥にふんをかけられたらいいことがある」など、世界中にさまざまな吉兆の言い伝えがあるように、人間は「いいこと」を考えるメリットを知っているのです。
◆不安なときこそ、いい想像をする 日常の些細な出来事を、「いいこと」の兆しと見るか「悪いこと」の兆しと見るかで、気持ちが大きく違ってきます。 不安なときこそ「いいことがありそう」作戦です。 失敗が続いたら、「成功したときの嬉しさは大きくなる!」「この失敗があったから、よりよい結果に結びつくんだ」と思えるようになるでしょう。 ※本稿は、『60歳からはわたしらしく若返る:一生、元気に美しく年を重ねられる365のヒント』(日本文芸社)の一部を再編集したものです。
和田秀樹
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