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「念のためPCR」受けられる? 感染疑いで受診、だけど例外も

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北日本新聞

 新型コロナウイルス関連のニュースで頻繁に登場する言葉が「PCR検査」。感染の再拡大を背景に、本紙の「あなたの知りたいっ!特報班(知りとく)」には「どうやって受けるのか」「お金はかかるの」などさまざまな疑問が寄せられている。中には、遠方から来る親族に「念のため検査を受けさせたい」という声も。富山県内のPCR検査事情を探った。(石川雅浩)  PCRは「Polymerase Chain Reaction(ポリメラーゼ連鎖反応)」の略。ウイルスの遺伝子を増幅させて検出する手法で、検体に含まれる遺伝子がわずかでも判定できる特長がある。  県内の新型コロナ対策の最前線に立つ県厚生部の松倉知晴感染症・疾病対策班長は「コロナウイルスに限らず、結核菌や百日咳菌などの病原体検出にも広く使われている」と話す。 ■帰国者・接触者外来などで検査  PCR検査を受けるのは(A)県内21病院の「帰国者・接触者外来」で感染が疑われた人(B)かかりつけ医に検査が必要と判断された人(C)感染者の濃厚接触者(D)その他-のいずれかに該当する場合だ。採取した検体は県衛生研究所をはじめ、県の委託先である富山大や県外にある民間機関などで検査を行う。

 (A)~(C)の三つと、(D)で大きく違う点がある。それは検査費だ。感染症法に基づく「行政検査」と位置付けられる(A)~(C)は、判定結果に関わらず自己負担はない。  一方、海外に渡航するために陰性証明書が必要な人らが該当する(D)は行政検査に当たらない。保険適用外の自由診療扱いとなるため2~4万円程度の検査費は全て自己負担だ。 ■海外渡航予定者は受け入れ  では、「知りとく」に寄せられた声の中にあった“念のため検査”は、県内で受けられるのだろうか。PCR検査の実施をホームページに記載している富山大付属病院と魚津緑ケ丘病院(魚津市大光寺)に問い合わせると、いずれも海外に渡航する予定のある無症状の人に限っているという。  7月以降、約40人が検査を受けたという魚津緑ケ丘病院の鳴河宗聡院長は「簡単に実施できる検査ではない。医療資源を有効に使う観点からも、本当に検査が必要な人に限定させてもらっている」と説明。不要不急の検査は避けてほしいとの思いをにじませた。

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