【40代、50代・骨盤底筋力アップメソッド】骨盤底筋専門サロンのプロに聞いた! 骨盤底筋が緩むと起こるトラブル、特に多いのは?
◆「骨盤底筋トレーニング YUI」を訪れる人の年齢層 いちばん多いのが40代、次いで50代。骨盤底筋の衰えを感じやすい世代だ。
◆「骨盤底筋トレーニング YUI」に来る人の悩み 最も多いのは、骨盤臓器脱。僅差で尿失禁、次に腟の緩みと続く。骨盤臓器脱は、尿失禁よりメディアで取り上げられることが少ないが、悩んでいる人はとても多いという事実 「骨盤底筋トレーニング YUI」2018年9月~2023年12月 690名 データより
「子宮は腟とつながっているので、子宮が落ちてくると腟からそのまま出てしまいます。このように飛び出すと股間にピンポン玉が挟まったような異物感を感じます」
「尿失禁」や「腟の緩み」に悩む人も多数
そして、サロンに訪れる人の悩みで、骨盤臓器脱に次いで多いのが尿失禁や腟の緩み。 「骨盤底の組織が緩み、ちょっと腹圧がかかると尿道がグラグラしてしまい尿がもれてしまう腹圧性尿失禁のお悩みが多いですね。 くしゃみや咳をした瞬間に尿がもれるという人や、尿もれパッドが欠かせないという人など悩みはさまざまです。 また、3番目に多いお悩みが腟の緩みで、入浴後にお湯が腟からもれる湯もれや、腟から空気音が出る(ちなら)といったお悩みや、パートナーに腟の緩みを指摘されたなどのお悩みが多いです。 これらのお悩みはすべて骨盤底筋の緩みが原因なので、トレーニングをすることで改善しやすくなります」
骨盤底筋の場所を自分でチェックしてみよう
骨盤底筋トレーニングの具体的な方法は、この連載の次回以降でご紹介していくが、まずは、骨盤底筋の場所を自分で確認してみよう。 「椅子に座って骨盤を真っすぐに立たせて、片手を恥骨に当て、もう片方の手を尾骨(背骨のいちばん下)に当てます。 尾骨がわかりにくければ、横向きに寝て背を真っすぐにし、骨盤が寝ないようにして、後ろから触ってみてください。肛門の少し上の硬いところが尾骨です」 上記写真と合わせて恥骨と尾骨の位置を確認してみよう。