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「1%でも可能性を残して」高校生の願い…特別な文化祭つくるまで 「やっぱり、なんでこの年なんだろう」

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悔しい、どうしようも無いとき、できることは

生徒間のモチベーションの差を埋めるために、実行委員会としては、開催への進捗を共有することを大切にしています。 文化祭の説明会の開催予定を知らせたり、ホームページの開設を報告したりする広報紙を、6月以降は毎週発行。中にはプリント1枚には収まりきらないほどの、小杉さんから桐朋祭への熱い思いがこもったメッセージを掲載したときもありました。 近藤教諭は「こういう状況下だから、生徒たち自暴自棄になって『もうやめた』って言っても全く不思議ではありませんでした」と、小杉さんたちの挑戦する姿に驚きを感じているそう。「学校としては、生徒たちの成長のために行事をするわけですが、その目的はすでに果たせていると思います」 現在は、ごく限られた来場者と生徒とがオフラインで文化祭を楽しむための工夫を検討しつつ、オンラインでの化学実験発表や、バンドなどのステージ企画をライブ配信することなどを企画しています。 一方で、全国をみると、文化祭の全面的な中止が決まっている学校もあります。 小杉さんは「悔しいとき、どうしようもないとき、同じ思いをしている人がいると思います。その人とその気持ちを共有してほしいと思うし、かたちとしてどうなるかはわからないけど、できることを常に考え続けて、芯を持ってやれれば、結果として良い方向につながるのではないかと思う」と話します。

申し訳なさの一方で心強さも

例年通りの学校行事開催が難しい状況が続く中、行事を楽しみにしていた子どもたち自身はどんな思いを抱えているのかが知りたくて、話を聞かせてもらいました。 このような状況でも、出来ることを探している高校生の姿にたくましさを感じる一方で、大人たちに手伝えるとしたらなにができるのかが気になり、小杉さんに聞いてみました。 すると、「可能性を残しておいてもらいたい」と一言。 「1%でも2%でもいいので、可能性を残して欲しい。0でさえなければ、そこからいくらでも広げられます。100にはならないかもしれないけど、大きくできます」 子どもたちの力に頼らざるを得ないことを申し訳なく思う一方で、「任せてよ」と言われているような心強さも感じました。 一方、桐朋高校では、宿泊行事の中止が決まり、運動行事に関しても内容を検討しています。楽しみにしていた行事の中止について、「受け入れないといけないし、(先生たちが)言っていることもわかる。だけど、やっぱり、なんでこの年なんだろうって感情がずっとある」と小杉さん。 近藤教諭は「生徒たちからモヤモヤした気持ちが消えるものではないと思うけど、その気持ちを共有することが大事だと思います。どうしても受け入れられない気持ちをどうにか拾っていきたいなと思っています」と話してくれました。

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