膝に違和感…「歩きすぎたのかな」しかし、その後病名を知り「手が震えました。私も家族も信じられないという感じでした…」その後SNSでの発信を始めたわけに迫る
自分の発信で少しでも元気になってもらえれば…
もともとSNSには興味があったというびんころさん。そこで、びんころさんのお兄さんが「やってみたら?」とすすめてくれたことがきっかけで、自身の病気について発信していくことにしました。 投稿には、髪の毛が抜けた後の様子がたくさん見られます。それには「同じ境遇で悩んでいる人がたくさんいると思ったので、これを見て少しでも元気になってもらえればいいな…」という思いがありました。 こうした投稿には、多くのコメントが寄せられていました。中でも印象的だったのは「あなたのようなポジティブな人には、それなりの結果がついてくると思います!頑張ってください!」というコメントだったといいます。 「とても嬉しかったお言葉です。世の中には優しい人がいっぱいいると感じました」と話し、他にも「悪いものが吹っ飛んでいっちゃいそうな素敵な笑顔」「元気をもらえたので、発信し続けてくださいね」「辛いことたくさんあると思うけど、その笑顔ずっと変わらず見せてね」などの応援コメントで溢れていました。 びんころさんは22歳で骨肉腫と診断されましたが、若くしてがんを経験し「体に違和感を覚えたら、早く病院に行くべき」ということを世の中に伝えたいといいます。また、びんころさん自身が、がんになった時に「どうして、自分が?」と思ったといいますが、他人事だと思わないことも大切だと話します。 骨肉腫は罹患した方のうち約60%が10~20歳代、40歳以上で約30%と言われています。しかし、身近にかかった人がいないかぎり、若年層に多いことや自分にも可能性があることはなかなか知られないのかもしれません。びんころさんのように、体に違和感を覚えたら早く病院にいくこと、他人事だと思わないことが大切だと気づかされた方も多いと思います。 「退院後、どう過ごすかはまだ未定ですが、今後は人のため、世のためになるお仕事がしたいと考えています」 辛い治療をしながらも、笑顔で前向きな発信は多くの人を元気にしてきました。多くの人を元気にしてきた分、びんころさん自身もキラキラとした笑顔で元気に生活できることを願っています。
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