熊本パルコ跡新ビル、来年7月着工 オーナー「長く愛されるものに」
2月末に閉店した熊本パルコ(熊本市中央区)が入居していたビルのオーナー、三陽(同)は現地建て替えを進めている新ビルについて、来年7月に着工する見通しを明らかにした。 高さなどの詳細は明らかにしていないが、新ビルには下層階に商業施設、上層階にホテルが入る計画。 ホテルの運営会社について、同社は「選定中」としており、商業部分はパルコ(東京)が出店する見込み。「パルコとしても新ビルに関わっていく」(同社広報)としているが、業態は未定で、これまでの売り場面積約9千平方メートルより縮小する見込み。開業は2023年春の予定としている。 三陽の木下修社長は「市街地のにぎわいにつながり、長く愛されるものを造りたい」と話しており、建て替え計画は新型コロナウイルスの影響もなく、予定通りに進んでいるという。現在、現地では旧ビルの解体中で、来年6月に完了予定だ。 新ビルは同市中心部の中でも「顔」と呼ぶべき通町筋に面する好立地。一帯の商店街の期待も高く、市中心商店街等連合協議会の河島一夫会長は「どんなビルになるか計画の発表を楽しみにしている」と話している。(丸山伸太郎)