山好きなら知っておきたい!自然に身を置く人 たちのすてきな商い#1
書麓 アルプ
店主 小野村 美郷さん @ _ _ _ _ _ _ _ a l p。 かつては東京の書店に勤めていたが、長野へのか移住をきっかけに古本を扱う会社へ。暮らすうちに山が身近な存在になり、登山だけでなく山小屋にも興味をもつようになったという小野村美郷さん。いまに至るまでは、イベントや知人の営むカフェで古本販売を行なっていたが、大町での出展時に出会った三俣山荘の伊藤圭さんたちを通じて、三俣山荘図書室の1階で実店舗を始めることに。「山と読書は正反対のイメージをもつ人もいるかもしれませんが、スピード勝負で山頂を目指すことだけが山登りの目的ではなく、いろいろな山の楽しみ方があることを本を通じて教えてもらいました」。 山歩きの途中で見つけた草花を、あえて図鑑を広げて探してみる。そんなひと工夫で、山にいる時間がちょっぴり長くなる。古い地図を広げればいまはなき登山道を知ることができる。たとえ山に登れないときでも、本を読むことが山に思いを馳せるスイッチになるのではないだろうか。 いつか山を愛する人たちとともに、文章や絵、写真などのありとあらゆる表現方法で、山への想いを語った『アルプ』のような冊子を形にすることを目標に、自然を愛する人々へ向けて本を届けている。
書麓 アルプ のおすすめ商品
『白の稜線』大谷一良 ¥6、820 (新刊) 屋号の由来になった山の文芸誌『アルプ』の表紙絵を担当していた、大谷一良さんの画集。シンプルな線と色で刷り上げられた版画は、山への憧れやなつかしさを彷彿とさせる。 『友へ贈る山の詩集』 串田孫一・鳥見迅彦編 ¥660 (古本) 山へ向かうとき、バックパックに入れるのにおすすめな文庫本サイズの詩集。少しずつページをめくることのできる詩集やエッセイは山頂で音読しても気持ちがよいはず! 。
ランドネ編集部