ゲレンデ充実、来場待つ 福井和泉スキー場14日開業へ
福井県大野市の福井和泉スキー場で12月10日、安全祈願祭が行われ、関係者がシーズン中の安全を願った。ゲレンデや施設をリニューアルし、県内外の来場者やインバウンド(訪日客)のさらなる増加を期待している。 今シーズンは、中部縦貫自動車道の工事に伴う残土を活用し、既存のコースの一部を全長約1キロの競技用コースに整備した。計4カ所あるジャンプ台も拡張した。レンタルハウスを建て直して広くしたほか、貸し出し用品も充実させた。毎週火曜日は3500円でリフト乗り放題となるサービス(祝日を除く)などを昨年に引き続き実施する。14日からの営業を予定している。 安全祈願祭には、行政や観光関係者、県スキー連盟などから約30人が出席。福井和泉リゾートの巣守和義社長は「まずは安全第一でシーズンを乗り切りたい」と話した。 昨季は同自動車道九頭竜インターチェンジの開通や北陸新幹線県内開業などの効果で、目標を上回る2万8671人が来場した。今季は3万2千人を目標としている。