Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

【プレイバック】サガン鳥栖U-18、3度目の挑戦でプレミアリーグ昇格の権利を手に

配信

高校サッカードットコム

間も無く令和2年度シーズンが開幕。新シーズンに先駆けて、過去の熱戦をプレイバック。 【フォトギャラリー】サガン鳥栖U-18 vs ベガルタ仙台ユース 【2019.12.15 2019年高円宮杯U-18サッカーリーグプレミアリーグプレーオフ決定戦 サガン鳥栖U-18 vs ベガルタ仙台ユース】  3度目の正直だった。  2年連続でU-18高円宮杯プレミアリーグプレーオフを突破できていないサガン鳥栖U-18。強い決意を持って挑んだベガルタ仙台ユースとの2回戦だったが、序盤から苦戦を強いられる。守備に比重を置く相手に対し、思うように攻撃を組み立てられない。1トップの田中禅にボールが入らず、得意のサイドアタックも鳴りを潜めた。0-0で迎えた後半も縦パスが入らず、もどかしい展開が続く。すると、一瞬の隙を突かれ、53分にセカンドボールを拾った仙台の工藤真人にゴールを許した。  攻めるしかなくなった鳥栖はロングボールを多用しながら、強引に相手の守備ブロックを崩しにいく。しかし、競り勝てず、なかなかマイボールにできない。時間だけが過ぎ、残りはアディショナルタイム。誰もが敗戦を覚悟した。そんな絶体絶命の状況から松岡大起がチームを救う。  GK板橋洋青が自陣からロングボールを入れると、こぼれ球を拾って左サイドに展開すると、途中出場の秀島悠太がゴール前にクロス。ファーサイドで永田倖大が頭で折り返すと、松岡が飛び込んで起死回生の同点弾を決めた。  土壇場で試合を振り出しに戻した鳥栖は勢いそのままに、延長戦も猛然と攻め立てる。そして、93分だ。秀島が左サイドから持ち込み、右足でゴールを狙う。これが見事に決まって逆転弾。最後までリードを守り抜いた鳥栖が3度目の挑戦でプレミアリーグ昇格の権利を手に入れた。  過去2度は1回戦で敗退していた鳥栖。最高の結果に田中智宗監督の目からは涙も見えた。 「金明輝監督が一昨年に戦い、昨年は桑原勇斗監督で今回が3度目。GKコーチの室拓哉は3回とも敗退を見ていますし、過去2回ベンチに入って悔しい想いをしています。彼の話を聞き、僕は初めてだったのですが、そういう先輩やスタッフのためにも想いを込めて戦わないといけないなと感じました」  敗退する度に「来年こそは」と想い、戦ってきたプリンスリーグ九州。今年はキャプテンの松岡がトップチームに帯同するなど、チーム作りは例年以上に苦戦した。それでも少しずつ力を積み上げ、大黒柱抜きでもプリンスリーグ九州を制するまでになったチーム力は本物だ。  今年最後の公式戦で掴んだ最高の結果--。来年はU-15世代で日本一になっている黄金世代が最終学年を迎えるだけに、初参戦のプレミアリーグでどんな戦いを見せるのか今から楽しみだ。

【関連記事】