虐待、学校に相談せず75% 「聞く側意識変えて」、民間調査
子どものころに親などからの虐待を経験した10~60代の75%が、学校の先生に相談しなかったと答えたことが民間団体の調査で分かった。団体は、聞く側の意識や対応を変えることが必要だとしている。 調査は、児童養護施設や里親の元で育ったり、虐待を受けたりした若者を支援する「ACHAプロジェクト」。団体が支援する人や、SNSで募集した計1005人を対象に2021年6~7月にネット上で行った。 学校の先生に相談をしたことがあるかどうかの質問に対し、回答した人の75%が相談せず、相談したとの回答は25%だった。 一方、相談相手を複数回答で尋ねると、担任の先生が29%と最も多かった。