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全盲のマジシャン “失敗を恐れず諦めない” 自らの努力で伝えたい想い【新潟・長岡市】

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NST新潟総合テレビ

「私も最初は目が見えない人は何もできない人というふうに思っていましたが、少し頑張ってみると実はできることがたくさんあります」 小学生に“挑戦することの大切さ”を伝えるのは、長岡市に暮らす藤田芳雄さん(72)です。 優しい口調で話す藤田さんは、目が全く見えません。

「死のうと思った」

長岡市で鍼灸院を営んでいる藤田さん。光りの強弱も感じられず全く見えないなか、どのように施術するのでしょうか。 藤田さん:「きちんと鍼を並べておいて、手を伸ばせばそこにあるという状態に。事前にセットしておくので全く問題ない」 藤田さんは30歳を過ぎてから、少しずつ進行する網膜の病気を発症。だんだんと見えなくなり、人生を悲観したことも。 藤田さん:「死のうかなと思ったこともある」 しかし、これまで支えてくれた人への感謝は数え切れないと話します。 藤田さん:「目が見えていたら無かったような色々な出会いがあって、徐々にではあるけど立ち直ることができた」

全盲の藤田さんがマジックを学ぶ理由

この日、藤田さんに会いに来たのはバーディ山井さんです。三条市を中心にマジシャンとして活動するバーディ山井さんは3年ほど前から月に数回、藤田さんへマジックを指導しています。 二人羽織のように手に手を添えての練習。そもそも、全く見えない藤田さんがなぜマジックをはじめたのでしょうか? 藤田さん:「マジックは見えないとおもしろくないと思うかもしれないが、マジックをやることは見えなくても楽しめる。“人が喜ぶということを楽しむ”ということかな」

“障害があるから”で諦めない

山井さんとの出会いはマジックのボランティア講座でした。 山井さん:「最初は戸惑いがあった。大丈夫だろうかと思ったが、本人が『どこまでやれるか挑戦したい』のだろうから付き合おうかなと」 当初はマジックをすぐに諦めると思っていた山井さんでしたが、藤田さんが諦めることはありませんでした。本気で取り組む藤田さんに、教える山井さんも本気で応えます。 山井さん:「厳しくしないと本人も納得できないでしょうから」 藤田さん:「“障害があるからこんなものか”というのでは、見ている人がつまらないと思う。私だけじゃなく障害を持つ人はそうだと思う」

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