資生堂「厳しい現状を踏まえた」2カ年計画を発表 ブランドの撤退・縮小も視野に
そのほか、アセットライト(保有資産の適切な見直し)の推進、グローバルオペレーション体制の進化、財務ガバナンスの抜本的強化にも取り組む。
コア営業利益率を2倍の7%に
「アクションプラン2025-2026」を通じて、26年はコア営業利益率を24年の2倍の7%を目指す。「7%はあくまでも通過点」としながら、26年はブランドに再投資可能なバランスの取れた収益構造の改善を目指す。25年は24年の利益率3.5%からの改善を見込まず、これまで取り組んできた構造改革による200億円のコスト削減に徹する。「正念場となるこの2年を乗り切るために全ての施策をグローバルで一丸となり推進する“グローバルワンチーム”の構築が不可欠」とし、現地の深い理解を持つローカル人材をブランドの育成価値化につなげること、オペレーションエクセレンスの追求によるリーンな組織の実現の2つを注力する。