営業支援のシャノン、メタバース型イベントで飛躍期す
メタバースでのイベントサービスZIKU、出展社と来訪者が双方向でやりとりできるのが強みだ(画像はシャノン提供)
株式市場で注目を集めるキーワードの1つがメタバース。その市場規模は今後、爆発的に拡大する可能性がある。シャノン(3976)はメタバース型バーチャルイベントサービス「ZIKU(ジクウ)」を展開。まだ企業規模は小さいものの、メタバース関連銘柄の一角を占める。 メタバース型バーチャルイベントでは、来場者はアバターを利用して、3Dのバーチャル空間の中を歩く。展示場にいるような臨場感を味わいながらブースを訪問。気になることがあれば、すぐ出展社に質問できる。一方、出展社側は来場者の属性や行動履歴などを確認しながら、効果的な勧誘が可能だ。 コロナ禍によって、実際に来場者を集めるリアルイベントの需要は激減。代わって、バーチャルイベントが活況になり、多くの企業がこの市場に参入した。だが、大半のバーチャルイベントは動画配信プラスアルファ程度のレベルにとどまり、来場者とのインタラクティブ(双方向)のやり取りができない。これでは「イベントの効果は不十分と捉える企業が多い」(中村健一郎社長)。
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安西 達也