松本人志、黒塗り「浜田が悪い」の真意とは? テレビの“自主”規制の功罪
お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志が、今月14日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」で、物議を醸している“黒塗りメイク”問題に言及した。 昨年大みそかに日本テレビ系で放送された「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!SP 絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス24時」において、「ダウンタウン」らレギュラー出演メンバーが、新人アメリカンポリスになるという設定の中、浜田雅功が米人気俳優エディー・マーフィー主演の映画「ビバリーヒルズ・コップ」のパロディーとして顔をメイクで黒色に塗って登場した。これに対して、一部から人種差別と捉えられかねない、文化的配慮が足りないといった批判の声があがった。 松本は、「ワイドナショー」の中で、「これに関しては、本当は色々と言いたいことがあるんですけど、面倒くさいので、もう『浜田が悪い』でいいです。アイツを干しましょう。国外追放。断らなかったアイツが悪い」と話して笑いを誘った。
松本は「ルールブックを設けてほしい」
さらに、同番組内でAbemaTVの取材に対する日テレの回答として「差別する意図は一切ありません。本件を巡ってはさまざまなご意見があることは承知しており、今後の番組づくりの参考にさせて頂きます」とのコメントが紹介されると、「この後、どうすんのかな~。僕らはものまねタレントではないのでもう別にいいんですけど、この後、ものまねとかバラエティーで“黒塗り”はナシでいくんですね? ハッキリとルールブックを設けてほしい」と主張した。 松本のこの発言に関してバラエティー番組を手掛ける放送作家は語る。 「松本さんは『浜田が悪い』と冗談まじりに言いつつも、『断らなかったアイツ』というように、あの演出は浜田さん主導のものではなく、あくまで番組サイドが用意した演出であることを強調し、相方を気遣っていましたね。そのうえで、今後同じような問題が起こらないように“ルールブック”を設けてほしいと訴えていますが、現実はなかなか厳しいです」