大学冬の時代 生き残りをかけて『LINE』への依存度高まる
「学校の雰囲気をLINEで感じてほしい」
もちろん、メリットだけではない。広告費用としての『LINE@』は、アカウント登録に無料もしくは月額5400円の使用料と、交通広告などと比較すると格安だが、タイムリーに情報を更新していく必要が生じるため、運用リソースが必要となる。それでも「WEBという広い砂漠で不特定多数に発信するよりも、LINEという高校生がハマっているものから直接アプローチできるのは、これまでになかった。文化祭などの機会にこういったツールを通じて、学校の雰囲気を感じてもらいたい」(東洋美術大学広報担当者)と、期待を寄せる。 平成4年には200万人を超えていた18歳人口だが、平成25年には123万人へと減少。その後も減少傾向が続き大学冬の時代と言われる中、生き残りをかける各教育機関の取り組みにおいても『LINE』への依存度は高まりそうだ。