東日本大震災から10年 想いを花にして被災地へ フェイスブック「災害復興コミュニティサミット」開催
3月11日の東日本大震災発生から10年を前に、Facebook JapanはこのほどSNSを活用した新しい災害支援・継承の取り組みをテーマに「第3回災害復興コミュニティサミット」をオンラインで開催。災害復興支援コミュニティの代表者を招いたパネルディスカッションを行った。 サミットでは災害復興支援コミュニティとFacebook Japanが共創したソーシャルキャンペーン「あなたのいいね!が花になる Flowers for 3.11」を発表。Facebook Japanの公式ページにある特集「想いを届ける11日間」で、利用者から寄せられた被災地への思いを込めた”いいね!”などのリアクション数に応じて、被災地へ花を届ける。市場に出回らずに捨てられてしまう規格外のものを「チャンスフラワー」と名づけ、花を手に取る機会を増やす取り組みを行う会社「hanane」から、福島で支援活動に取り組む一般社団法人「LOVE FOR NIPPON」へ届けられる。 キャンペーンについて「hanane」の石動力社長は「『チャンスフラワー』には、手に取った人が笑顔になるようにという意味が込められています。今年は震災後10年となる節目の年ですが、現地に足を運びづらい状況が続いています。だからこそ遠く離れた人と人を花でつなぎ、福島を花で元気に、そしてコロナ禍で厳しい花農家にも笑顔を届けられたらと考えています」とコメント。「LOVE FOR NIPPON」のキャンドル・ジュン代表は「10年が経過しますが、3.11の余震が先日もありました。あれから10年をまだしっかりと学び、活かせていない現実を改めて多くのみなさんとともに感じられる3.11にしたいと思います。すこしでも多くの方々が現場でおこなっていることに興味を持ってもらえたらと思います」としている。キャンペーンは28日まで。