オリビエ・ペリエが語ったジャパンC制覇の“秘策”「武豊の馬(ステイゴールド)についていくことにした」
「世界が認めたジャパンカップ No.1への道」レビューVol.2
11月16日(土)、テレビ東京で「世界が認めたジャパンカップ No.1への道」が放送された。 【見逃し配信】過去のジャパンカップの名レースが続々!ミスターシービーやシンボリルドルフも|世界が認めたジャパンカップ アイルランド編 世界各国のトップホースが集結して頂点を競う日本最高峰のGⅠレースだが、イクイノックスが制した2023年はロンジンワールドベストレースを受賞。 名実ともに世界一の称号を手にしたことで、世界のホースマンたちの注目度がより一層アップした。 その中でも今回は凱旋門賞が開催されることでも知られるフランスの名伯楽やトップジョッキーたちにインタビュー。 世界最高峰のレース・凱旋門賞を制した彼らにとっての「ジャパンC」とは?
2000年以降になると、日本馬とタッグを組んだ外国人騎手の躍進が目立つようになっていった。 2001年の勝ち馬ジャングルポケット、そして2004年のジャパンCを制したゼンノロブロイの手綱を任されたのはフランスの名手、オリビエ・ペリエ。 2024年4月に惜しまれつつも引退したペリエは2024年の凱旋門賞当日、パリロンシャン競馬場にいた。
そこでペリエにジャパンCの思い出について尋ねると、初制覇となったジャングルポケットでの作戦について、こう話してくれた。 「ジャングルポケットの時はレースではいろんな選択肢があったが、武豊の馬(ステイゴールド)についていくことにした。彼はスーパージョッキーだったから、彼についていくことが最善の方法だったんだ」 道中は武豊が乗るステイゴールドのすぐ後ろに騎乗馬ジャングルポケットを付けたペリエ。 その成果は最後の直線の鋭い末脚につながり、王者テイエムオペラオーをゴール前で差し切る原動力となった。
ペリエ氏は「ゼンノロブロイで勝った2004年も良かったな。日本の観客は熱狂的で優勝した騎手や馬を愛してくれるし、そんな姿を見るのはエキサイティングだった」と当時を振り返った。 ■文/福嶌 弘
テレ東スポーツ