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車いすバスケ、日本の女子選手1名がパラリンピック出場資格を失う

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バスケットボールキング

 9月15日、日本車いすバスケットボール連盟(JWBF)はオンラインで会見を開き、パラリンピック出場資格を判定するクラス分け再評価についての経緯と結果を報告した。来年に延期された東京パラリンピックに対しては、対象とされた日本人選手男女あわせて14人の再評価が終了。13人が出場資格を満たしたが、女子選手1人に出場資格がないと判定された。

“最終通告”に至るまでの経緯とは

 世界の車いすバスケットボール界に衝撃のニュースが飛び込んできたのは、今年1月のこと。国際パラリンピック委員会(IPC)が公式サイトで国際車いすバスケットボール連盟(IWBF)に対して通告したことを発表。その内容は、「東京大会の実施競技から除外する可能性があること」、「現段階では2024年パリ大会からの除外が決定」というものだった。  今回、問題となったのは、障がいの程度や身体機能によって選手に振り分けられる「クラス分け」についてだ。IPCには選手の公平性を保つために考えられ規定された「クラス分け規約」がある。IPCはまず2003年にクラス分け戦略を公表し、07年にクラス分け規約を発表した。さらに15年には改訂版を発表し、各国際競技連盟にこのクラス分け規約に準じて、それぞれの競技性に沿ったクラス分けの規定を作成し、18年1月までにIPCからの承認を受けることを通達した。  ところが、IWBFはこの期日までにIPCの承認を受けてはいなかった。その理由は、IWBFのウルフ・メーレンス会長の次の言葉からうかがい知ることができる。 「我々には、持続可能で機能的なクラス分け規定がある。それは他競技におけるロールモデルとなるものだ」  この言葉からは、IWBFは独自のクラス分けに強くこだわり、IPCの求めに積極的には応じてこなかったのではなかったか。いずれにしても、18年8月の時点で東京パラリンピックの正式競技である22団体のうち、IPCから承認を受けていたのは20団体。そして今年1月の時点では、残るはIWBFのみとなっていた。  IPCによればIWBFをサポートしようと何度もコンタクトを取ったが、IWBFの対応は遅々として進まなかったという。そのため今年1月に“最終通告”をしたのだ。それでもIPCは、東京大会までの期間を考慮したのだろう。再評価の対象を東京大会に出場する可能性のある4.0と4.5の選手に限定した。

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