米国がジョン・ボルトン元ホワイトハウス大統領補佐官（国家安全保障担当）の暗殺を教唆（きょうさ）した容疑がもたれているイラン革命防衛隊（ＩＲＧＣ）関係者に対して２０００万ドル（約２９億円）の懸賞金をかけたとＡＦＰ通信が２６日（現地時間）、報じた。 これによると、米国務省はこの日声明を通じて、ＩＲＧＣ所属のシャフラム・プルサフィ氏の逮捕や起訴に役立つ情報を提供した人にテロ申告報酬プログラム「正義への報酬」（ＲＦＪ）により最大２０００万ドルを出すと明らかにした。 プルサフィ氏はＩＲＧＣ傘下のコッズ部隊司令官だったガセム・ソレイマニ氏の暗殺に対する報復として、米国で暗殺者を雇用してボルトン氏を殺害しようとした容疑で２０２２年８月司法省が起訴した人物だ。 米国財務省外国資産管理局（ＯＦＡＣ）は昨年６月、ＩＲＧＣの対外作戦機関「ＩＲＧＣ－ＱＦ」の幹部であるモハメド・レザー・アンサリ氏とともにプルサフィ氏を制裁リストに入れて、米国内のすべての資産を凍結して金融機関と取り引きできないようにした。