山崎育三郎×加藤清史郎 後編「いっくんは僕にとっては『線路』のような存在」
山崎育三郎【はなうたまじり】
人と会って、話して、楽しくて。思わず鼻歌を歌いたくなる。歌で心に温もりと潤いを届ける“歌うスーパー美容液”山崎育三郎さんが、「今会いたい人」と「こんなことやってみたい」ということを実現して、おしゃべりもするこの連載。 山崎育三郎さんの連載『はなうたまじり』一覧へ 育さまの草野球チームのメンバーでもある加藤さん、軽やかなキャッチボールから始まった今回のインタビュー。留学や野球好きなど共通点の多い2人。お互い留学中に一番辛かったのが“食事”だそう……。
ちっちゃい頃から憧れの人だけど、子供たちの中で誰よりふざけてるのも、いっくん(笑)。
■山崎 『エリザベート』の作曲家のリーヴァイさんも言ってたけど、「韓国料理もフレンチも中華料理も、日本で食べるのが一番うまい」って。日本に帰ってくると気づくよね。(二人同時に) 日本の良さ! ■山崎 ハモったね(笑)。それで帰国して、今はどんな感じ? 俺は変声期もあってちょっと休んで、19歳で声も落ち着いてきたからもう一回挑戦しようって思ったのが『レミゼ』だったんだけど、やってやるぞ!ってすごいギラギラしてたの。清史郎は? ■加藤 やりたいことはたくさんあります。ミュージカルで言えば(『レ・ミゼラブル』の)マリウスをやりたいし。ほんとに、こんなに仲良くさせていただいてるんですけど、憧れの人なんです、いっくんは。子役からやっていて大人になっても活躍しているし、そのプロセスもずっと聞いているので、僕にとっては線路のような、「こんなふうになりたい」っていう存在で。 だからガブローシュをやっていた時は、将来マリウスをやりたいと思ったし、『モーツァルト』を初めて観たのもいっくんのヴォルフガングで、同期のわっくん(坂口湧久)と「将来ダブルキャストでヴォルフガングできるように頑張ろう!」って誓い合って。
■山崎 やってほしいなー! 僕もいつかは卒業するから、やってよ(笑)。清史郎はどっちもできるよ。マリウスもヴォルフガングも。僕がお父さん役やるかもしれない(笑)。 ■加藤 でもお兄ちゃんって感じですよ、いっくんは。子供たちのおふざけに付き合ってくれるどころか一番ふざけてる(笑)。お兄ちゃん、かつ先輩。いっつも「俺が先輩なんだから」って言われるし。 ■山崎 15歳も離れてるのに、ご飯食べに行った時に払おうとすると「僕、払います」っていうんだもん。そこは払わせてよ(笑)。でも清史郎はこれからの時代を引っ張っていってくれると思うよ。ミュージカルもテレビも映画も垣根なくやっていける人だから。 ■加藤 小さい頃からよく「何が一番好きなんですか?」って聞かれるんですけど、全部好きで全部やりたいんです。どのジャンルにおいても幅広く活動できるように頑張りたい。 ■山崎 大丈夫、清史郎ならできるよ。