FRB利上げ以降、冷え込む世界経済 先行き12カ月のマーケット予想は?
当然のことながら、現実の世界では表面上の利回りだけで投資判断は下されず、流動性リスク、ホームカントリーバイアス(外国のアセットよりも自国のアセットの方が情報取得が容易なので同等の投資対象なら自国のアセットの方が投資しやすい)などの要素も加わります。これら資産が投資家の“主食”になるとは考えにくいです。行き場を失った資金が債券の代替投資先として、日本株に流入してくる可能性があるでしょう。 (第一生命経済研究所・主任エコノミスト 藤代宏一) ※本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所経済調査部が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命ないしはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。