国宝松本城 しめ縄作り力合わせ 長野県松本市
国宝松本城(長野県松本市)の太鼓門と黒門、国宝天守の入り口に飾るしめ縄作りが8日、本丸庭園で行われた。市民でつくる奉仕団体・松本古城会と、庭園を管理する松本地域シルバー人材センター、市松本城管理課から計34人が参加し、作業に励んだ。 長さ約90センチの稲わら50束を使って、全長7・5メートル(太鼓門)、5・8メートル(黒門)、5・5メートル(天守入り口)のしめ縄に仕立て、縄からはみ出たわらをはさみで切りそろえた。耐震工事のため太鼓門のしめ縄は2年ぶりの製作で、シルバーの中村和夫さん(69)=松本市和田=は「無事できてほっとした」と話していた。 古城会婦人部の新井瑞穂副部長(68)=入山辺=は「大勢の人に見てもらうため心を込めて作った。今年は元日から地震があり大変だったが、来年は良い年になってほしい」と願っていた。 3本のしめ縄は28日の恒例のすす払いに合わせて飾られる。
市民タイムス