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波佐見で「あちこち陶器まつり」 アフターコロナのイベント定着へ

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長崎新聞

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で「波佐見陶器まつり」が中止となった長崎県東彼波佐見町で、感染防止対策をした上で、陶磁器販売イベントを再開する動きが出ている。同まつり協会は、一連のイベントを「波佐見あちこち陶器まつり」と総称し、「アフターコロナ」の新しい陶磁器イベントとしての定着を図る。  「波佐見陶器まつり」は4月の「当面延期」決定後も、感染拡大の収束が見通せず、8月に正式に中止が決まった。毎年30万人以上を動員し、窯元、商社にとっては新作発表や在庫一掃の機会。中止の打撃は大きく、次の書き入れ時となる秋シーズンへの影響も懸念されていた。  口火を切ったのは、県道1号沿いにある窯元、商社。人々の密集を避けるために会場を各社の店先など7カ所に分散した「やきもの通り秋祭り」を18~22日の連休中に初めて開催した。来場者には検温、消毒、記帳を呼び掛けて感染対策を徹底。10月23~25日、11月20~24日も同様にして開く。卸売業「西海陶器」の小林善輝常務取締役は「今後はエリアを広げることもできる。うまくいけば新しい陶器まつりの形になるかもしれない」と期待する。  同町井石郷の「陶芸の館 くらわん館」では、19社の新作商品などが並ぶ「秋の陶器まつり」が27日まで開催中。大々的な告知はせず、ホームページや会員制交流サイト(SNS)のみで情報発信しているが、一定の来場者があるという。  同町では今後も、中尾山秋陶めぐり(10月24、25日)、峠の郷まつり(10月31日、11月1日)、皿山器替えまつり(12月5、6日)などの陶磁器イベントが続く。まつり協会は、会場やスタッフの感染予防対策をマニュアルにまとめ、主催者に周知。消毒液や検温器、飛沫防止の間仕切りなども提供する。波佐見焼振興会の山下雅樹事務局次長は「客も従業員も安心して買い物できる環境を整え、コロナ禍の新しい生活様式に対応した陶磁器イベントを定着させたい」と話した。

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