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ヴァレンティノがミラノコレで讃えた生命力と多様性。

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VOGUE JAPAN

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、従来のパリからミラノにコレクション発表の舞台を移したヴァレンティノ(VALENTINO)。花や緑で飾られた会場は、ラビリンスの優しい歌声と光に包まれて。 VALENTINO 2021年春夏コレクションの動画配信をチェック。

ミラノ・ファッション・ウィークの最終日を飾ったヴァレンティノ(VALENTINO)。コロナ禍を機に、ピエールパオロ・ピッチョーリはミラノで初めて同メゾンのコレクションを発表することとなった。 ライブ動画では、フィジカルなショーの様子が配信される前に、ランウェイが出来上がるまでの映像が映し出された。舞台はかつての鋳物製作所。美しく飾られた花とグリーンのアレンジメントは、ミラノを拠点に活躍する日本人のプラントアーティスト、川本諭によるものだ。そしてショーは、HBOの話題のドラマ「ユーフォリア」に提供した楽曲「All For Us」で今年のエミー賞を受賞したイギリスのシンガー、ラビリンスの生ライブとともに幕を開けた。 ファーストルックは、ショート丈が若々しい印象を与えるオールブラックの装い。その後、視覚に訴える鮮やかな色や大胆なフラワープリントがあしらわれたルックがランウェイを彩っていく。眠りから覚めいきいきと咲き誇る花のように生命力にあふれ、見ているこちら側にも精気を分け与えてくれる。カジュアルな日常着も見られる一方、流れるようなシルエットのドレスがロマンチックなムードを増長。ラビリンスの儚くも力強い歌声が、優雅なシルエットを引き出している。

今回、発表場所の変更を思い切って決断したように、ピッチョーリは既存の考えに固執せず、メゾンのコードを再考した。その例として、ヴァレンティノのシグネチャーであるスタッズがひと回り大きくなった「ローマンスタッズ」シリーズや、リーバイス(LEVI'S)とコラボレーションし「クラシック 1969 リーバイス 517」ブーツカットジーンズを再解釈したモデルを新たに発表した。 また、かねてよりインクルージョンに重きを置く彼は、個性の異なる若手モデルを起用。コレクション全体にフレッシュなムードを吹き込んだ。彼の掲げる今日のロマンティックは、個性の表現にルールを設けず、パンクの精神をもち、より良い世界のために戦うことを意味する。希望に包まれて、2020年春夏のミラノコレクションは幕を閉じた。

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