ヘンリー王子、王室から金銭的援助が打ち切られた理由が発覚 ウィリアム皇太子の側近を非難したせいだった
2021年に出演したオプラ・ウィンフリーとのインタビューで王室離脱後の生活についても語っていたヘンリー王子とメーガン妃。王子は父のチャールズ国王から金銭的な援助を打ち切られたので、商業的な契約を結ばざるを得なくなったと話していた。 【写真】子ども時代の写真を発掘!ヘンリー王子 & ウィリアム王子の仲良しフォトアルバム
援助が打ち切られた直接的なきっかけについてはこれまで明かされてこなかったが、ニュースサイト「バイライン・タイムズ」がその答えとみられる情報を入手した。同サイトによると王子は新聞「サン」に法的な書簡を送付、その中でウィリアム皇太子の側近であるクリスチャン・ジョーンズの妻を非難した。彼女が、王子と妃が王室から離脱する計画を立てていることを始めとした情報を同紙のジャーナリストのダン・ウートンに暴露したというのが王子の言い分。ジョーンズの妻は4,000ポンド(約70万円)を得たという。しかしジョーンズは王子からかけられた嫌疑を否定。妻の仕事はパブリシストであり、他の記事に対する報酬として得た金だと主張している。
当時王子は家族とカナダで暮らし、王室離脱後の移行措置として年間70万ポンド(約1.2億円)の援助を王室から受けていた。この措置は王子が離脱宣言した直後に王子と皇太子、チャールズ国王とエリザベス女王がサンドリンガム・ハウスに集まって話し合った、通称サンドリンガム協定で決められたものだった。しかしウートンが新聞「サン」の同僚たちに対して他の問題行動を起こしていたことから、それが裁判に発展した場合に巻き込まれたくなかった王室は、王子に書簡からジョーンズの名前を削除するように要求した。しかし王子は拒否。その結果王室は援助を打ち切ったと同サイトは報じている。関係者曰く「王室はウートンを中心とした裁判沙汰になりかねないスキャンダルから王室を守ろうとして、削除しないなら援助をやめると王子を脅した」。実際に王室がアクションをとったのはその数週間後。王子と妃を王室に戻らせようとして援助をやめたと同紙は報じている。
関係者曰く「国王は金銭的な援助は息子にとって唯一の命綱だと知っていた。それを打ち切ることは王子と妃を王室に呼び戻すのに効果的だと考えていた。でもうまくいかなかった」。ちなみにオプラのインタビュー後、王室も王子と妃に対する援助を2020年夏に打ち切ったことを認め「2人は経済的に自立している」とコメントしていた。それにしても今回の報道で、王子が離脱しても1億円を超える援助は受け取る予定だったこと、王室がお金を武器にしてでも王子を呼び戻したかったことがわかった。どちらもそれぞれ物議を醸しそう。