ユニクロ、ラコステ、メゾン キツネ…。秋から冬に活躍する“主役級”カーディガン5選。
「ファッションの秋」とはよく言ったもので、厳しい寒さを凌ぐヘビーアウター必須の真冬になるまで、さまざまなスタイルや着こなしを楽しめるのがこの季節の醍醐味(だいごみ)だ。なかでもアエラスタイルマガジンが、今期おすすめしたいのがカーディガン。気温やシチュエーションに応じて簡単に脱ぎ着ができ、インナーとのレイヤードやボタンの開け閉めで、異なる表情を演出できるのも魅力だ。素材はもちろん、襟型や編み柄など千差万別あるなかで、各ブランドから厳選したおすすめの一枚を、その着こなしと併せて紹介しよう。 【画像】もっと写真を見る(10枚)
ラコステ
最初にセレクトしたのは、フランスの名門、ラコステのコットンニットカーディガン。無地にも見えるがよく目を凝らすと、同色で全面にアーガイル柄があしらわれており、その控えめな主張にフレンチブランドらしいエスプリが漂う。胸元に配したレタード風のかわいらしいパッチもプレッピーなムードを後押しする。 アメリカントラッドスタイルなら、シンプルなボタンダウンシャツも当然ありだが、ここはフレンチアイビーに倣って、インナーにはポロシャツを合わせた。もちろん、ラコステ製で、秋らしいこっくりとしたダークグリーンは、カーディガンのパッチの色みを拾ったもの。 ポロシャツは、定番の鹿の子地ではなく、伸縮性のあるスムーズなピケ素材で、しっかりと台襟が付いたドレス仕様。フロントが比翼仕立てでボタンが表に出てこないのも、品のあるすっきりとした装いにひと役買っている。5ポケットのコーデュロイパンツも含めて、温かみのある素材を採り入れながら、テクスチャーに“差”をつけることで装いに奥行きが生まれた。色柄を合わせるより簡単で、トーナルカラー同士のコーディネートでも、ぐっとおしゃれに仕上げるので、ぜひお試しを。 問/ラコステお客さまセンター 0120-37-0202
メゾン キツネ
プルオーバーのニットやスウェットと比べて、程よいきちんと感があり、より誠実な印象に映るカーディガン。メゾン キツネのVネックカーディガンは、ベーシックなデザインとすっきりとしたシルエットが品の良さを後押しする。インナーに合わせたのは、同じくメゾン キツネのポプリン地のシャツ。フェード感のあるインディゴカラーが、上品な装いに肩肘の張らないカジュアルさを添える。 トーナルカラーでそろえた上半身に対し、5ポケットのコットンチノはベージュを選んで、ぼんやりとした印象にならないよう穏やかなコントラストを利かせた。インナーのシャツをタックインしてすっきりさせることで、カーディガンを脱いでシャツ1枚で様になるのもポイント。脱いだカーディガンを肩掛けすれば、首まわりにニュアンスが生まれ、着こなしもこなれて見える。 写真のようにカーディガンのボタンを留める際は、下の1~3つ程度ボタンを開けたほうが全体のバランスがうまく取れるので、その日のインナーやボトムスと合わせて調整したい。 問/メゾン キツネ カスタマーセンター 0120-667-588